プレーオフ2戦目、BMW選手権はいよいよ最終日を迎える。70名から30名に絞られる最終戦のツアー選手権、ボーナス1500万ドル(約16億5千万円)に向けて凌ぎを削るが、まずは来週に進めることが絶対条件、そのバブル上で戦うのは…。
第3ラウンドを終えた順位でのプロジェクトで30位の当確線上に居るのは欠場が続いているパトリック・リード(米国)。肺炎で入院をしていたが、現在は自宅に戻り療養中。30位に入れば最終戦で復帰できるかもしれない。
29位と2つ順位を落としているのは2014年のフェデックスカップ・チャンピオンのビリー・ホーシェル(米国)。今週はここまでアンダーパーをマークしたのは初日だけで64位と低迷する。
今季、AT&Tペブルビーチ・プロアマを制したダニエル・バーガー(米国)は3日目を終えて32位、ランキングは23位から26位へと後退している。
一方大きくジャンプアップしているのは4位につけているセルジオ・ガルシア(スペイン)。44位で今大会を迎えたが、27位に浮上。このまま上位をキープできれば最終戦へと進む。
ランキング40位から31位まで浮上してきたのは3日目を終えて9位のハドソン・スワフォード(米国)。最終日の追い上げ次第ではリードを追い抜くことができるかもしれない。
松山英樹はランキング16位で今大会を迎えながら、21位に後退している。最終戦に進めるのは確実だが、ボーナスと勝利を目指すためには何位で勝ち進むかは重要。
ちなみに1位は10アンダーからスタート、このまま21位でなら松山は2アンダーからのスタートで6打差で初日を迎えることになる。
現在ランキングトップを走るのはプレーオフ初戦を制したトニー・フィナウ(米国)で3日目を終えて32位。ランキング2位のジョン・ラーム(スペイン)が首位と5打差の8位につけているから、最終日はポイントレース逆転劇が見られるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)
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