ゴルフクラブを売る、買取、下取はお任せ!高額買取!

このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る

最新ゴルフニュース

世界を股にかけるおしどり夫婦 ジンバブエの心優しきチャンピオン、愛の物語

<Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日◇29日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7210ヤード・パー72>
「妻はボクの精神状態のアップダウンをそばで見てるから、一緒にやってくれないんだ」。いくら勧めても、一向にゴルフを始めてくれない妻。ぽつりと寂しそうにつぶやいたチャンピオンだが、人前で穏やかさが崩れたことはめったにない。
「コンニチハ!」と覚え始めた日本語で会見場に入ってきた、ジンバブエのスコット・ビンセント。日本にやってきたのは2018年。同年のQTで11位に入って翌年から日本ツアーに参戦すると、すぐさまAbemaTVツアーで1勝。それがここ、芥屋GCだった。
「相性はいいと思ったけど、いいゴルフをしないとこの場には来られない」と警戒していた芥屋で、抜群のショット力を生かして完全優勝。後続の石川遼らが1打差に迫る中、18番パー5ではティショットをOBギリギリに打ち込むトラブルに見舞われた。さすがに表情がこわばるが、グリーンエッジからの4打目で1メートル弱に寄せてパーセーブ。「1メートルより、もっとずっと長く感じた」と、ウィニングパットを沈めてこれ以上ない笑顔が飛び出した。
レギュラーツアー初優勝を抱き合って喜んだのは、キャディを務める妻のケルシーさん。出会いは大学時代。「彼女はプロのサッカー選手で、試合を見に行ったらすごくキレイな人がプレーしてるなと思った」と、学生時代の一目惚れの相手が、今は妻として横で支えてくれている。アイスランドで1シーズンプロとしてプレーした経験もあるケルシーさんだが、キャディを頼んだら「もともと興味があったみたい」と二つ返事でOK。結婚した翌週からツアー転戦に帯同し、今年はジンバブエ代表として一緒に東京五輪の舞台も踏んだ。
「この優勝も、誇りに思うと喜んでくれた。彼女は完璧だし、ボクが自然体でいるためにとても心強い存在なんだ」。これまでアフリカ、カナダ、アジアと各地を転戦してたどり着いた日本の地で、抱き合って優勝を喜んだ。「目標はPGAツアー。これからポイントを重ねて世界ランクを上げて、いつか行けたらいいなと思っている」。世界を股にかける2だ幕を開けたばかりだ。(文・谷口愛純)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

この記事のシリーズトップページへ

ピックアップコンテンツ

飛距離・スコアを上げたい

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アスリートゴルファー編
  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン アベレージゴルファー編

これからデビュー・初心者向け

  • 安楽拓也プロのゴルファータイプ別飛距離アップレッスン 初心者編
  • 世界のトッププロ達のスイング集

旬ネタ・スゴ技・エンタメなど

  • 話題のクラブを多角的に検証「ギア総研」
  • マーク金井の試打職人

練習場イベント

10月の買取強化倶楽部 あなたのクラブ高く買い取ります

クラブを買う・売る

ゴルフ初心者の方へ

ページトップへ戻るページトップへ戻る