<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 3日目◇11日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6680ヤード・パー72>
トータル4アンダー・10位タイからスタートしたイ・ボミ(韓国)は、1バーディ・2ボギーと1つスコアを落とし、トータル3アンダー・21位タイに後退した。
「前半はナイスプレー。長いパーパットがたくさん入ってくれた。それが入らないともっとたくさん打っていたと思う。ただバーディパットが入らない1日でした」。スタートから13番までパーを並べるガマンの展開。そこから14番、16番でボギーが続き、終盤嫌なムードも流れた。
だが、最終18番で笑顔がこぼれるプレーが生まれる。残り140ヤードの2打目を8番アイアンで打ち、これをピンに絡めバーディ締め。「7番と8番で迷ったんですけど、8番でいいショットが出た。後半はあまりよくなかったんですけど、最後にバーディで嬉しいです」。終わりよければ…という心境で、いい形で最終日につなげることができた。
3日目にともにプレーした稲見萌寧が、目の前で7つ伸ばす快進撃を見せ一気に優勝争いに加わった。「きょうは萌寧ちゃんと久しぶりに回った。素晴らしいショット、パターで、すごい選手だなと思いました。カッコよかった」。今をときめく注目株のプレーにも引っ張られ、苦しいなかでも踏みとどまることができた。
トップの西郷真央との差は9打に広がり、復活優勝は厳しい状況に追い込まれた。それでもツアー復帰2戦目にして上位で戦えていることは、今後に向けても大きな手応えになる。「明日(最終日)も集中して頑張ります」。1つでも上の順位を目指し、最後に心からの笑顔を多くのファンに届けたい。
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