<ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン 初日◇24日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6591ヤード・パー72>
2000年度生まれのライバルたちが次々と優勝を重ねていくなかで、世代筆頭格だった安田祐香がようやく調子を上げてきた。2週前の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で10位タイ。そして今週は大会初日から3バーディを奪い、3アンダーの8位タイ。上々の位置で滑り出した。
「始めのうちにパットが入ったりショットが寄ったりしてバーディが獲れてよかった」。2番から3連続バーディで飛び出した。その後は難コースで強まる風にも苦戦したが、それでもボギーなしのラウンドを見せた。「後半はドライバーも曲がりだしてショットもあまりよくなくてパットも入らなかったので、全然内容が違ったんですけど、難しいコースですし、風もある中で60台で回れたというのはすごくよかったなと思います」。
アマチュア時代に無類の強さを誇った安田。同世代の誰よりも結果を残してきたが、プロ転向後はケガにも苦しみ思うような成績を出せていない。昨年から続く長いシーズンで、はじめてのトップ10は4月の「フジサンケイレディスクラシック」の8位タイ。その後6月の「ヨネックスレディス」で9位タイと徐々に結果も出始め、ここに来て上位争いの手ごたえを感じている。
「ショットがよくてもパットが入らないというのが今まであったけど、それが入り出してきて、いつもよりも3つくらいバーディが多いのがスコアにも繋がっている」
同学年の古江彩佳が4勝、西村優菜と吉田優利がともに2勝とすでに水をあけられたが、まずは初優勝を果たし、追いかけたい。「3日間アンダーで回ること、トップ10に入って自己最高位に入れるように頑張りたいと思います」。目指すは7位以内だが、2日目を乗り切れば、頂点も見えてくる。
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