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「これがあるべき女子の試合」渋野日向子は大ギャラリーにアドレナリン全開

＜日本女子オープン　初日◇30日◇烏山城カントリークラブ（栃木県）◇6550ヤード・パー71＞
1日5000人を上限に有観客となった今年の「日本女子オープン」初日は、2824人が会場を訪れた。その多数が渋野日向子、原英莉花、稲見萌寧の注目組に集まった。久々に大声援のなかでプレーした渋野は「あれだけたくさんの方に見てもらうのはほぼ2年ぶり。やっぱり緊張しました」とうれしさ交じりの表情で振り返った。
「気づいたら7バーディ獲れていた」と渋野。その理由としてギャラリーの存在を挙げた。「最近では一番多かったのかなと思う。それだけ獲れたのはギャラリーの皆さんの後押しがあったから。アドレナリンが出ていて、それが振りだったり、飛距離にも出ていたと思います」とときおり同組の原英莉花をアウトドライブした力強いショットは応援があってこそとした。
こんな反省もうれしい。「アドレナリンが上がり2ホールは抑えきれなかったですが（笑）。自分の心をコントロールするしかない」。大声援のなかで自分をどう律するのか。そう考えられるようになったこともここ最近ではなかった感情だ。
あらためて感じた“これが試合”。「これがあるべき女子プロゴルフの試合なのかなと思いました」。海外メジャー初出場だった「全英AIG女子オープン」でも異国のギャラリーを味方につけて大歓声と拍手を引き出し、初優勝を挙げるなど、ギャラリーの声援を力に変えるのが渋野。有観客試合はポテンシャルをさらに引き出してくれる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>