<ブリヂストンオープン 3日目◇9日◇袖ケ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119ヤード・パー71>
ムービングサタデーに巻き返しが期待された石川遼は、1イーグル・5バーディ・3ボギー、1トリプルボギーの「70」と一つ伸ばすにとどまり。トータル3アンダー・41位タイで最終日に臨む。
「前半はティショットが全部右だった」と、スタートホールの10番、14番でボギーが先行。流れがよくないなか迎えた16番パー5。2打目から直角に左ドッグレッグするホールで、コーナー部分には3本の御神木が並ぶ。石川のティショットはその御神木に当たってフェアウェイに戻ってきた。「一礼してから2打目を打ちました」というショットは4メートルにつけて、イーグル奪取に成功。17、18番も連続バーディとして折り返した。
ところが後半の1番は、ティショットが右の林へ。2打目は木に当たってOBゾーンへと消えた。このホールはトリプルボギーとスコアを落とす。その後、2つスコアを伸ばしたが、ティショットの不安が出入りの激しさを物語った。
バーディ以上が6つ獲れたことは、「獲れそうなところでしっかり獲れたというのはある」としながら、「落としているホールのほうが気になる」。アイアンやパッティングには及第点をつけるが、ティショットのミスがボギーにつながっていることが課題だ。
今大会終了後は、米下部ツアーの予選会に出場のため渡米し、しばらく国内ツアーを留守にする。「とにかくいいショットの内容で、コンスタントにやれるようにしていかないと、どこの舞台に行っても続かない。まずはショットの内容がいいモノを目指していきたい。まだまだ途上かなと思っているので、一喜一憂せずにやりたい」。最終日のラウンドで好感触を得て、渡米したいところだ。(文・小高拓)
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