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中国で大規模捜査　偽クラブなど2万点以上が発見

中国の上海警察は、9月に100人以上の捜査員を投入し、偽ゴルフクラブなど実に「2万点以上の偽物を摘発した」と発表した。
コロナ禍の中、アウトサイドで楽しめるゴルフは昨年来世界中で人気上昇。一方で工場が稼働できないことからクラブなど用具の生産が間に合わず品薄状態に。その結果、多くの人気モデルの偽物が市場に出回っている事態となっていた。この状況に米国のゴルフメーカーが中心となり偽物の取り締まりを強化。上海警察が協力したという。
捜査が行われたのは中国の東莞（とうかん）市、広州市、隆回（りゅうかい）県、そして上海などでの組み立て工場や倉庫など6カ所。そこには米国メーカーのクラブヘッド、シャフト、靴などが並び、その数は2万1281点。メーカーはキャロウェイ、ピン、タイトリスト、テーラーメード、スコッティ・キャメロン、フットジョイと人気ブランドがずらり。各社のブランドロゴも製作されていた。
多くはオンラインで売られているが、中にはゴルフショップで購入するものにも紛れている可能性があるとメーカーは指摘。「とくに個人売買には気をつけるように」と警鐘を鳴らしている。
松山英樹が千葉県で開催された米PGAツアー、「ZOZOチャンピオンシップ」で勝利、ますますゴルフ熱がアップする日本も要注意。（文・武川玲子=米国在住）

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