<伊藤園レディス 初日◇12日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>
国内女子ツアーも残すところ3試合。気になるのは賞金女王争いとメルセデス・ランキングだ。現在、賞金ランキングトップに立つのは稲見。今季は8勝を挙げて安泰かと思われた女王レースだが、直近4試合で3勝を挙げた古江彩佳の猛烈な追い上げにあっている。二人の差は約400万円差。ますます目が離せない展開だ。
出場試合数や成績、海外メジャーの成績も加味される、総合度を示すメルセデス・ランキングでは古江が稲見を逆転。超僅差の戦いは最後まで続くとみられる。
■賞金ランキング上位3人
1位:稲見萌寧 2億3456万6049円
2位:古江彩佳 2億3059万7575円
3位:小祝さくら 1億8147万7583円
今大会の優勝賞金は1800万円。次週の「大王製紙エリエールレディスオープン」も1800万円。そして最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は3000万円。稲見と古江は僅差だが、小祝が女王戴冠を果たすには、3試合で2勝以上が最低条件と、かなり厳しい状況だ。
■メルセデス・ランキング
1位:古江彩佳 3596.36ポイント
2位:稲見萌寧 3535.60ポイント
3位:小祝さくら 2886.50ポイント
こちらは、先週の「TOTOジャパンクラシック」優勝で古江が稲見を逆転しトップに立っている。しかしこちらも超僅差での戦い。ちなみに、大会ごとの1位の付与ポイント見ると、
・3日間大会 200ポイント (伊藤園レディス)
・4日間大会 300ポイント (大王製紙エリエールレディスオープン)
・公式戦 400ポイント (JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)
となっており、こちらも小祝は厳しい状況に追い込まれている。
まだまだ大会初日で、3選手ともに女王争いのことは考えずに目の前の一打、そして優勝を追うと話しているが、果たしてこのアウトスタート最終組がどう動くのか。絶好調の古江、奇跡が必要な小祝、そして腰を痛め万全な状態ではない稲見。まずは第1章に注目だ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>