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バローメーターは“50” シード復帰を決めた高山忠洋の気になる数字

<三井住友VISA太平洋マスターズ 初日◇11日◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>
2002年に初シードを獲得し、16年連続シード権を続けていた43歳の高山忠洋。18年夏、中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症という物が歪んで見える目の病気で戦線離脱すると、同年冬に手術を受けて、特別保証制度の適用を受けて昨年9月に復帰。9試合でシード復帰を狙ったが、今年5月の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」で予選落ちに終わり、わずか57万910円足りずにシード権を喪失した。
「出場権のない中で、主催者の方に推薦をいただき感謝です」。6月に開催された下部のAbemaTVツアーの「大山どりカップ」で“高山忠洋の第二幕”をスタートすると、主催者推薦を中心にレギュラーツアーも「日本プロゴルフ選手権」以降はほぼ全試合に出場してきた。そのあいだ、「日本オープン」の3位タイをはじめトップ10入り3回と、今季の獲得賞金は約2664万円となり、ランキングは29位。来季のシード復帰を確定させている。
「今までは出られることが当たり前でしたが、急に出られなくなって、やっぱりつらかったです」。通算5勝を挙げ、11年には賞金ランキング2位に入ったベテランが一生懸命いいプレーする姿がアピールとなった。そして主催者への感謝の気持ちでシード復帰を決めた。
今大会も主催者推薦での出場だ。「1打1打感謝の気持ちを込めてプレーをしようと思ってスタートした」と、強風の中、ベテランらしい技術を駆使して5バーディ・2ボギーの「67」をマークして首位タイで初日を終えた。
悩みがないわけではない。3戦前の日本オープンで3位タイに入りシード復帰を確定させたあと、2戦連続予選落ち。「シードを取って気を抜いているんじゃないかと思われがちなんですけど、そうじゃないんです」。毎試合変わりなく一生懸命プレーをしているが、いいショットが出たと思うと急に悪いショットが出る。「原因が分からなくて」。試行錯誤を繰り返している。
思い当たるとすれば、3年ぶりの連戦だ。18年の夏場以降、年間を通してゴルフをしていない。「力の配分とか。体も疲れているのか疲れていないのか、分からないというか」。久しぶりの連戦に肉体的な違和感があるという。一つのボーダーラインがドライバーでのヘッドスピードだ。弾道計測器で数値を計っているが、「ヘッドスピード50を超えているときはいいんです。それを下回ると飛ばないし、曲がるし」。同じ感覚で振っていても日によって数値が変わるという。この日のスタート前は「軽く振っても50を超えていた」と振れていることを確信してスタートした。「ここでしがみつくには切りたくない数字」と、レギュラーツアーで戦い抜くための指標とも重なる。
一つの目標のシード復帰は決めた。「目標はワンランク上がって(最終戦の)JTに出て締めくくりたい。ここまできたらそこまでいかないと。ちょっとがんばりたいですね」。これまで推薦してくれた主催者への恩返しの意味でも、終盤にもうひと稼ぎしたいと力をこめる。最高の滑り出しを見せた今大会。毎朝のヘッドスピードの数字が気になるところだ。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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