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サウジに対抗？PGAツアーでもトップ選手によるチームイベントを構想　早ければ23年秋に開始

サウジアラビアの潤沢な資金を背景に、グレッグ・ノーマン（オーストラリア）率いる『リブ・ゴルフ・インベストメンツ』がトップ選手による高額賞金の新ツアーを開始すると取り沙汰されている。そんな今、米PGAツアーもトップランカーだけによるシリーズを組み込むことを構想中で、それがチーム戦になる可能性があることがわかった。米ゴルフウィーク誌が伝えている。
これは年間に4〜6試合を行い、舞台となるのは米国外。欧州、アジア、ミドルイーストでの開催を模索し、早ければ2023年の秋、もしくは24年には開始したいという。米ゴルフウィーク誌の問い合わせにPGAツアーは「今は外部にコメントできない」としたが、現在協議中であることは確認したという。
これがノーマンらが構想しているといわれる“スーパー・ゴルフ・リーグ”に対抗するものであることは明らか。これまでPGAツアーのジェイ・モナハン会長は「（サウジアラビアの）新リーグ参加は、PGAツアーからの脱退を意味する」と共存はしないという明確な立場を取ってきている。
同シリーズに出場できるのが世界ランキングによるものか、あるいはPGAツアーのフェデックスカップランキングの上位になるのかなど詳細はまだ不明。ただ同イベントに出場した選手がフェデックスカップランキングを下げることはなく、PGAツアーとの両立は可能となるようだ。出場選手は50〜60名で予選落ちはなく、現在の世界選手権シリーズと同様に出場すれば高額賞金を得られるシステムとなる。（文・武川玲子＝米国在住）
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