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“超惜しい”スーパーショットも飛び出した 古江彩佳はデビュー戦に高評価「80点…もう少し高くてもいいかな(笑)」

<ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ 初日◇27日◇ボカ・リオGC(米フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>
温暖なフロリダ州で米ツアー本格デビュー戦を迎えた古江彩佳が、5バーディ・2ボギーで3アンダーの25位タイと上々のスタートを切った。「最初ドライバーが安定していなかったのが残念」と振り返ったが、ラウンド中には“あとわずかで…”というスーパーショットも披露するなどいい形で1日を終えた。
マイペースに第一歩を踏み出した。緊張感が高まりそうなティオフ直前には、「気分で」と急遽シャツをチェンジ。そのせいで「準備がバタバタしてしまいました(笑)」と、1番ティで放った記念すべきファーストショットこそバンカーに入ってしまったが、そこからは“普段着ゴルフ”でスコアを伸ばしていった。
2番で初バーディを奪うと、そこから3バーディ・1ボギーと一気に攻勢をかける。最大の見せ場は6番のパー3。このティショットが、カップまであと30センチというベタピンショットに。『ホールインワンか?』と思わせたこん身の一打については、「すごいいいショットが打てたと思う」と本人も納得の表情を浮かべる。後半は1バーディ・1ボギーと伸ばせなかったが、堂々のホールアウトとなった。
「落ちつきがなかったぶん、最初はドライバーが左、左に行ってたかな」と不安を感じる立ち上がりだったが、「チャンスにつけたときに、ミドルパットがうまく入ってくれて、そこが助かった」とグリーン上でしっかり耐え抜いたというのが本人の印象。それでもフェアウェイキープは14ホール中12ホールで、パーオン数も13と、日本と変わらない安定感を見る者には感じさせた。
昨年11月に日本でのシーズン最終戦を終え、すぐに渡米。今季米ツアー出場権がかかった予選会(Qシリーズ)を通過し、翌月にはデビューと忙しいオフを過ごした。それでも22年初ラウンドをきっちりアンダーでまとめ上げ、「80点くらいはあげてもいい。もう少し高くてもいいかな(笑)」と自らに高評価を与える。「オフの練習があまりできていないから、もう少しあげてもいいけど、ショットがまとまってないから20点マイナスですね」。まだまだ上昇の余地は残している。
ただ何よりも「楽しめたと思います」という部分が一番評価すべき点。笑顔で楽しく、このモットーは場所がどこであろうと決して変わることはない。「ちょっとだけ日本と違う楽しみ方はできていますね。空気ですかね。明日も楽しみです」。異国の風は、21歳の肌にしっかりなじんだようだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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