<ゲインブリッジLPGA atボカ・リオ 初日◇27日◇ボカ・リオGC(米フロリダ州)◇6353ヤード・パー70>
ゲインブリッジの初日が終了し、インド唯一のLPGAプロゴルファー、アディティ・アショクが7バーディ・1ボギーの「66」をマークし、6アンダー3位で初日を終えた。
「今日はとてもいいプレーができた」。14ホールすべてでフェアウェイをキープし、ボギーを喫した18番以外の17ホールでパーオン。安定したショットでバーディを重ねた。
この日のドライバー平均飛距離は225ヤード。ほかの選手に比べ飛距離はかなり劣るものの、新しくセッティングに加えた「キャロウェイの5番ユーティリティでうまくカバーできた」という。「いつもは5番アイアンを使っていたけど、うまくうてなかった。ユーティリティに変えたら3つもバーディが取れた」とオフシーズンから取り入れた新しい試みがうまくいった。
アショクの経歴は「初」、「最年少」づくしだ。2015年に欧州女子ツアーの予選会に挑戦し、最年少の17歳で突破し、翌年プロ転向。欧州女子ツアー初のインド人プレーヤーとなった。そして同年はリオ五輪にゴルフ競技最年少プレーヤーとして出場。当時世界ランク462位だったアショクは一時8位までスコアを伸ばし、最終的には41位で終わったものの、母国に元気を与えた。
その後は欧州ツアーと米ツアーを股にかけ、欧州ツアーで2勝を挙げたアショクは21年の東京五輪にも出場。メダルにあと一歩届かず4位で終えたが、上位争いを演じたアショクの姿はインドを大いに沸かせた。
「五輪で優れた選手たちと争えたことで自信がついた」。東京五輪以降トップ10に2回入るなど、得られたものはたくさんあったようだ。今大会の初日からの上位争いに喜び、「常にトップポジションにいたい」と昨年48位タイで終えた今大会へのリベンジを誓った。
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