<ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ 2日目◇28日◇ボカ・リオGC(米フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>
今大会から米ツアー本格参戦となった古江彩佳は、2バーディ・2ボギーの「72」で回り、トータル3アンダーの26位タイで予選通過を果たした。
風が強い中でのプレーだったが、「それ以前に自分の調子が悪かった」とショットが安定せず「ピンチが多かった一日」と振り返り、予選突破を喜ぶよりも先ににがい言葉を口にした。
出だしの10番パー5では3打目でグリーンをとらえられずもアプローチでカバーしてパー発進。続く11番パー4ではフェアウェイウッドで放ったセカンドがつかまらず、グリーン右手前の木の枝に当たってバンカーへポトリ。カバーしきれずにボギーとしてしまう。12番でやっとパーオンに成功してバーディを奪いスコアを戻すも、13番でボギー。ドタバタのスタートとなった。
その後も「やっていてしんどかったし、呆れちゃった」と14番から7番まで12ホール連続パー。バーディチャンスにつけながらもラインの読みとタッチが合わず、なかなかスコアを伸ばすことができなかった。それでも「仕方がないかなって。怒りはしない」と毎ホール気持ちを切り替えてチャンスの機会をうかがっていた。
迎えた終盤の8番パー5でようやくバーディを奪ってイーブンに戻し、最終9番は寄せワンでなんとか耐えてホールアウトした。
古江自身も「許せない(笑)」と答えるプレー内容。「(隔離期間もあって)練習が足りていないぶん、自分の動きが分からないままゴルフをしている気がする」と悔しさをにじませ、「後半はショットが良くなってきたけど自分の中で安心感はない」と不安をあらわにした。週末の決勝ラウンドでの上位浮上に向け、しっかりと調整を進めていく。
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