<AT&Tペブルビーチ・プロアマ 最終日◇6日◇ペブルビーチGL(6972ヤード・パー72)、スパイグラスヒルGC(7041ヤード・パー72)、モントレー・ペニンシュラCC(6957ヤード・パー71)◇米カリフォルニア州>
今季初のトップ10入りはならなかった。8位タイで決勝ラウンドに進んだ小平智だったが、3日目に「71」とパープレー、さらに最終日は「74」と2つ落としてトータル7アンダーの33位タイに終わった。
6打差17位から上位進出を狙った最終日。スタートして早々の2番パー5で2打目を約2.7メートルにつけてイーグルを奪う最高の滑り出しを切ったが、その後が続けない。5番で“寄らず入らず”のボギーを叩くと、8番、9番で連続ボギー。
折り返しての10番で1つ獲り返したが、12番でボギーを叩くと17番パー3ではティショットを奥のペナルティエリアに入れてダブルボギー。18番パー5で1つ獲り返してのホールアウトとなったが、後味の悪い最終日となった。
数字として出たのがフェアウェイキープ率。初日に85.71%を出すなど3日間75%以上を保っていたが、最終日は64.29%と大きく落ち込んだ。それに呼応するかのように3日間70%以上だったパーオン率も50%に。4日間のフェアウェイキープ率は78.18%で全体で10番目の数字。ドライバーのうまさこそ小平の武器なだけに、最終日の落ち込みは痛かった。
今季はレギュラーと下部ツアーの両にらみ。今週は下部に当たるコーンフェリー・ツアーでのポイント獲得のため「パナマ選手権」に出場するのか迷う選手も多かったが、小平は迷わずにPGAツアーを優先した。それだけに少し寂しい週末となったがポイントはしっかりと加算。全体を見れば状態は悪くないだけに、ここからさらに調子を上げていきたい。
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