間もなく開幕する2022年女子ツアー。異例のロングシーズンの後、新たに始まるシーズンはどんなものになるのか。手相家・ライフデザインカウンセラーの安藤雅子さんが、算命学でその行方を占う短期連載の第3回は西村優菜。
ALBA.Net読者のみなさんこんにちは、安藤雅子です。生年月日から紐解く算命学で、女子プロのみなさんの活躍を占います。算命学とは、人間も自然界の陰陽五行の一つ、と言う考え方の統計学であり、宿命学とも言われるものです。
『宿命』というのは、生まれた時からその人が背負ってきたバイオリズムを読み解くもの。生年月日が同じ人は、基本的に同じ『宿命』を背負っていますが、生育環境や出会ってきた人、経験などによって変化して、それぞれの『運命』を紡いでいきます。
■運気が上がる10年の真っただ中
公式戦「ワールドレディスサロンパスカップ」優勝や、2週連続優勝なども含めて昨シーズン4勝の西村優菜さんは、2000年8月4日生まれです。
西村さんの場合、22年だけでなく、23年と2年間単位で物事を考えるといいと思います。この2年間は、海外に行くといいようです。22年はスポット参戦でも積極的に海外に挑戦し、23年にフル参戦できるように備えるというが理想的だと思います。ここで行かないと、次に海外がいい運気が巡ってくるチャンスがなかなか訪れません。
算命学から見た基本的な性格は、純粋で優しく、お人よしな面があります。これは、一歩間違うと勝負の世界では足かせになりかねません。試合は試合、それ以外はそれ以外、と別人格になるくらいの方がいい。試合でゾーンに入った時の西村さんは、それがしっかりできているように見えます。これができるなら、スポーツ選手は向いている職業です。
20歳過ぎ、具体的には21年から運気が大きく上がっていく10年の真っただ中にいます。20年の初優勝、21年の3勝と言う結果を見れば、そのことははっきり表れています。
周囲からは好かれるけれども、一人でいるのも好き。その一方で、孤独感も持っています。強くなればなるほど、孤独になっていくプロアスリートという職業は、西村さんにとってごく自然なことなのでしょう。
22年の財運はとても高いので、賞金はしっかり稼げます。金融関係とのパートナーシップもラッキーサイン。住友生命との新しいスポンサー契約は、とてもいいタイミングです。成績に応じたチャリティ活動(西村優菜 Birdie Donation for Future Supported by住友生命)も始まると聞きました。西村さん本来の性質である優しさが形になることは、いい運気となってご自分に返ってくるはずです。
■23年が“ビッグイヤー”に?
また、とてつもない目標をもって挑むと叶います。そのためには『気心体』を同じように高めることです。
『気』とは心の奥の奥にある想念の部分です。魂をイメージしてください。『心』は、自分に認識できる気持ちの部分を指します。もう少し説明しましょう。例えば、誰かになにかされたときに、『心』は許してもその奥の奥の『気』では、なかなか許せないドロドロした部分が残っているようなこともある、と言えばわかりやすいでしょうか。
この『気』と『心』が同じようなレベルに高まると、スポーツ選手にとって大事な『体』も、同様にレベルが高まる。これが、西村さんが大きな大きなパワーを発揮するためのポイントになります。
『気』を高めるのは簡単なことではありませんが、訓練することはできます。自分を内観することです。心の奥の奥にある想念と徹底的に向き合うのです。ドロドロしていたり、ドス黒かったりすることもあるかもしれません。でも、それが人間というものです。そのトレーニングを積むことで『気心体』を、同じレベルで高められるようになります。西村さんには元々、高いレベルのポテンシャルが備わっています。だからこそ、このようなレベルの話をしているのです。
エネルギーがより高いのは23年なので、22年はさほどそれが表に出てくることはないかもしれません。けれども、22年にけがに注意して基礎をしっかり固めて準備をすることが、23年のビッグイヤーにつながります。海外挑戦は、そのとても分かりやすい形だと思います。
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