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「飛び系」アイアンは、番手ごとの飛距離差が激しい!?【ギア豆知識】

近年登場したアイアンの新しいジャンルが「飛び系」だ。先駆けとなったのはヤマハの『UD+2』というモデルで、「+2番手の飛び」というキャッチフレーズはゴルファーに大きな衝撃を与えた。
飛びの秘密は極端に立ったロフト設計とそれでもしっかり高さが出るヘッド構造にある。
「飛び系」アイアンの多くは7番で25〜26度のロフト設定となっており、キャビティのアスリートモデルで言えば、5番に相当する。シャフト長も38インチ前後に設定されることが多く、人によっては「7番と刻印した5番じゃないか」と揶揄するのも分からなくはない。
しかし、当然ながらただロフトを立てて、長くしただけの7番アイアンであれば、一般アマチュアにとって打ちこなすのが困難なクラブになってしまう。そこで「飛び系」アイアンは、さまざまな素材が複合され、重心が低く、深いヘッドに仕上げられている。これはUTに近い設計で、ロフトが立ってもボールが上がりやすく、ミスヒットしても飛距離が落ちづらい。
シャフトについても、純正のカーボンが用意され、軽量で振り切りやすくなるよう工夫されている。ボールの飛びに直結するロフトや長さを足しつつ、ヘッド構造などでデメリットを払拭したクラブが「飛び系」アイアンなのだ。実際、試打クラブとしてよく用意される7番の飛びはすさまじく、+2番手どころではない飛距離が出ることもあるほどだ。
ただし、「飛び系」にも当然ながら欠点がある。まず、番手によって球質の差が大きくなりやすいことが挙げられるだろう。
たとえば、7番で180ヤード打てるアイアンであれば、9番だったら160ヤードくらい打てると考えるだろう。しかし、「飛び系」の場合、そう上手く飛距離の階段ができない可能性がある。
もともとゴルフのクラブは、ロフトが寝るほど、自然に重心深度は深くなっていく。アイアンのように幅広いロフトをカバーするクラブはその傾向が顕著で、それだけに「番手別設計」を謳い、ヘッド構造に変化を加えるモデルもあるわけだ。
「飛び系」は、通常のアイアンよりも重心が深くなるよう設計されている。そのため、同じヘッド構造のまま、ロフトを寝かせていくと、7番で直進性の高い強いボールで飛ばせても、9番では極端にボールが上がって、飛距離が伸びないという現象が起こるのだ。
アイアンは一発の飛びでなく、狙った距離を正確に飛ばせることが大事。そう考えると、番手ごとの球質が変わり、飛距離に差が出やすい「飛び系」には違った意味での難しさがあるというわけだ。
ただし、最近ではそういった「飛び系」の欠点をうまく補ったモデルも出てきている。たとえば前出のヤマハ『インプレスUD+2』は代を重ねて進化を続けているが、最新モデルでは9番も低スピンでしっかり飛距離を出せるようになった。ダンロップ『XXIOクロス』は、長さや重量を工夫することで、番手ごとのキャリー差をしっかりつけている。
新しいジャンルである「飛び系」も年々研究が進み、より使いやすいアイアンへと進化を続けているのだろう。今後、新たに発売される「飛び系」はさらに使い勝手の良いものになっているかもしれない。
ちなみにだが、プロの中にも「飛び系」アイアンをバッグインしている選手は少なくない。その多くは、長い番手をやさしく打つためにUT代わりに使用していることがほとんどだ。たとえば、若手のホープ、金谷拓実は契約するPINGの『G710』アイアンの5番を4番アイアンの代わりに使用している。
いずれにしても、「飛び系」の購入を検討する際は、7番だけでなく、5番や9番といった他の番手もテストした上で、セットで買うか、単品で追加するか検討すべきだろう。(文・田辺直喜)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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