<ダイキンオーキッドレディス 最終日◇6日◇琉球GC(沖縄県)◇6590ヤード・パー72>
2022年は開幕戦から前シーズンの賞金女王・稲見萌寧と17、19年シーズンの女王・鈴木愛が最終組の1つ前で優勝争いを戦うかたちとなった。だが、鈴木がトータル5アンダーの8位タイ、稲見がトータル4アンダーの10位タイと、ともに優勝には届かなかった。
4打差の4位タイから逆転を狙った鈴木だったが「ショットが4日間で一番悪かった」と苦しい展開。2番で得意のパットでバーディを先行させたが、その後は前半だけでボギーが3つ。後半は1つ伸ばしたが、「ショットが悪かったので、これじゃ無理だなという感じでした」と今季初優勝をつかむことはできなかった。
それでも「優勝を狙える感じだったので残念ではありますが、こんなにダイキンでよかったのは何年ぶりかという感じ」とコメント。「ショートゲームがすごく良かったですし、収穫はかなりありました」とうなずいた。
来週は19年の優勝以外にも2位が2度ある得意大会であり地元・四国で行われる「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」。「来週はコーチもいるし、コースの相性もすごいいい大会ので、すごいいい雰囲気で高知に入れます。自信もってまた試合に臨みたい」と久々の開幕ダッシュを手ごたえに突っ走る。
同じく4位タイから出た稲見は1番で2打目をベタピンにつけて“お先”のバーディ。優勝を予感させたが、「前半は頑張れましたが、後半はどうしようもできないところに行ってしまったことが何度かあった」とバックナインで3ボギー。優勝戦線から脱落してしまった。
「全体的に修正しなければいけないところはあるんですけど、風が出てきたとき、自分のイメージが出なくなったときにミスしてしまったので、そのあたりを修正したい」と直すところは少なくないが、「とりあえず開幕戦で予選通って良かったというのが一番」という気持ちもある。
稲見にとっては、来週は連覇がかかる戦い。「難しいコースですが、そこそこ修正して頑張っていい位置にいけたらいいなと思います」と意気込む。高知でも歴代覇者、そして女王同士の熱い戦いが見られるはずだ。
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