<ホンダLPGAタイランド 初日◇10日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>
渋野日向子が好発進を決めた。米国女子ツアーの今季5戦目「ホンダLPGAタイランド」は、第1ラウンドが進行中。米本格デビュー2戦目となった渋野はボギーなしの5バーディ「67」でラウンドし、首位と4打差の5アンダー・13位タイでホールアウトした。
ホールアウト後に大会を放送するWOWOWのインタビューに答え、「ずっとチャンスにつくことが多かったので、5アンダーが出るよなっていうゴルフができていた」と満足そうにプレーを振り返った。
アウトコースからスタートした渋野は2番パー4で約3メートルを沈めてバーディが先行。7番パー5では2オンに成功すると、2パットで沈めて楽々バーディ。9番でもバーディを奪って3アンダーで後半へと向かうと、13番もバーディとして、ぐんぐんスコアを伸ばした。
しかし「危ない場面もあった」と14番パー4ではピンチを迎える。ティショットでドライバーを大きく左に曲げ、ラフからユーティリティで放った2打目はグリーン手前のバンカーへ。ピンまで残り30ヤードのバンカーショットだったが、これを80センチに寄せてパーで切り抜けた。ほかにもピンチの場面があったが、アプローチで寄せてしっかりパーをセーブ。「何とか乗り切ってノーボギーで回れたのはうれしかった」と今季初となるボギーフリーのラウンドに笑顔を見せた。
アイアンショットが冴えわたったが、「読み間違いがかなり多かった」とパッティングをなかなか決めきることができなかった。「ミスパットで外すことは少なかったので、ラインが読めてタッチが合えば」と2日目に向けて調整を進めていく。
首位と4打差の好位置で初日を終えた渋野。「4日間ビッグスコアを出さないと上位に食い込めないので、明日もいいスコアを出せるように頑張りたい」と話し、その目標スコアは二桁アンダー。「この2日間で二桁いかないとダメだと思うので…、目標は高く頑張りたいです」。優勝争いに向けて、第2ラウンドもバーディを積み重ねたい。
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