パー5ホールでの長い距離のセカンドショットでは、FW&UTで確実にミートして打ちたいもの。「飛ばそうとすると、チョロやダフリのミスになりやすいです」と語るのは、ウッドの名手として知られる青木瀬令奈。FW&UTで確実にミートするためのコツを、24日発売のゴルフ雑誌ALBA841号のなかで語っている。
「ティショットがフェアウェイに飛んだときは、FWやUTでグリーンを狙いたくなりますよね。でも、『飛ばそう』『上げよう』とすると、スイング中に左ヒザが伸びて上体が起き上がり、チョロやダフリのミスになることが多いんです」
これを防ぐためには、左ヒザが大事だと青木は語る。「というのも、平らに見えるフェアウェイでも小さな傾斜があるので、少しでも軌道が狂うとミスショットになります。ツマ先下がりの“つもり”で、左ヒザを曲げてフィニッシュを取りましょう。下半身を静かに使えば、両ヒザの高さが変わらないので、前傾角度をキープして正確にミートできます」
ツマ先下がりのライでは足元よりもボールは低い位置にある。ヒザが伸びたり上体が起きてしまうとボールに届かなくなるため、しっかりミートするには、体の重心を低くしたまま振ることが大事。それは、ボールの頭を打ってしまいがちなFW&UTでも同じなのだ。
「ポイントがもう1つ。FW&UTは左足体重でダウンブローに打つ意識を持ちましょう。もともとボールを上げようとしてあおり打ちになりやすいアマチュアが、ソールを滑らせて払い打つイメージを持つと、さらにダフリやすくなります」
FW&UTはドライバーのようにアッパーに打ちたくなるが、ティアップしていないボールではミスを招く。アイアンのイメージで左足に乗って上から打ち込めば、正確にボールをミートできる。ボールの先にターフを取るイメージでいいのだ。パー5のセカンドでFWやUTを持つとチョロしがちな人は、セレナ流のスイング術を参考してみてはどうだろうか。
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