<アクサレディス 事前情報◇24日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>
自身2度目となる2週連続優勝のチャンスがきた。先週の鹿児島戦で優勝を挙げた堀琴音が、練習ラウンド、プロアマ大会と調整を重ね、25日(金)から開幕する宮崎戦に意気込んだ。
昨年7月の「ニッポンハムレディスクラシック」で念願の初優勝を挙げると、そこから21試合目となった先週の「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」で2勝目を挙げた。「『おめでとう』とか電話をたくさんいただいて、数日たってからのほうが実感がわいてきます」と喜びを噛みしめている。
開幕戦から13位タイ、2位タイ、優勝と好調さをみせている。「ショットがいいからだと思います。あとはしっかり(チャンスに)ついたときにパッティングを決められているので、流れがいい」と勢いそのままに宮崎入り。昨年の初優勝後は「夏で暑かったというのもあって、体力がなくなった」と、連続優勝達成はならなかったが、「2勝目ということもあって、前よりは少しリラックスして臨めるかなと思います」と今回はその声も明るい。
堀にとって、2018年大会以来2度目の参戦。出場回数は少ないが、ゆかりのある大会だという。9年前に行われた第1回大会の初代優勝者が姉の堀奈津佳だ。その時は「高校の部活を休んで(笑)」と最終日の朝に急きょコースに入って、1打目のティショットからついて回った。「18ホール全て目に焼き付いているので、勝手な思いですけど、思い入れがある大会です。プロになってここで戦えるというのはうれしいし、姉も優勝しているので、私もっていう気持ちもあります」と思いはひときわ強い。
「わたしが一番調子が悪いとき」と話すその18年大会では予選落ちを喫した。しかし、ツアー2勝を挙げて4年ぶりにこの地に戻ってきた堀は、コースに立って自身の成長を感じた。「そのときからはだいぶ強くなったと思うし、コースがとても広く見える。そういう面では成長したかなと思います」と勝利への自信も十分に出てきた。
先週に引き続き、大溝雅教キャディとの二人三脚で挑む。「毎日順位も気にはしちゃうんですけど、目の前の一打にしっかり集中してプレーしたいです」。優勝の翌週が「一番大事」と語った堀。姉が優勝した当時を思い出しながら、同じコースで、同じ優勝カップをもった自身を思い描く。
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