3月11日に発売されたボーケイの『SM9』はウェッジ部門において圧倒的な人気を誇っており、週間売り上げランキングでも3週連続でダントツ1位。しかし、大型ゴルフショップの現場で話を聞くと、今年は『SM9』の対抗馬になりそうな2モデルがあるという声が多い。さっそく関東の百貨店で最大のゴルフ売り場面積を誇る新宿高島屋の有賀園ゴルフ THE CLUBの高鹿佑基店長に話を聞いてみた。
「もちろん『SM9』は一番人気ですが、それに負けないくらいよく売れているのがフォーティーンの『DJ-5』と、テーラーメイドの『ミルドグラインド3』(以下、MG3)です」
―『DJ-5』と『MG3』はどんなゴルファーに人気があるのか?
「まず『MG3』に関して言えば、最近はテーラーメイドの『P790』のアイアンを購入される方がすごく増えていて、アイアンに合わせてウェッジもテーラーメイドの『MG3』を購入する人が多いです。『DJ-5』はアプローチが苦手な人やシニア世代のゴルファーに人気がある。シニア層ではクチコミで『DJ-5がやさしい』という声が広がっているようです」
―ちなみにウェッジのロフトは何度が最も売れているのか?
「昔は58度でしたが、今は56度が一番売れます。ウェッジは2本セットで購入する人が多いのですが、最近は50度と56度を買うパターンが多いですし、1本だけ試しに購入する人は56度を選んでいます」
歴代の『SMシリーズ』を使っているゴルファーも試しに1本だけ違うモデルの56度を購入する人もいて、そこから『MG3』や『DJ-5』の人気がジワジワと上がっているようだ。
■ウェッジ売り上げランキングトップ3
1位 タイトリスト ボーケイデザイン SM9
2位 フォーティーン DJ-5
3位 テーラーメイド ミルドグラインド3
※データ提供/矢野経済研究所
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