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高木優奈がヤマハと新契約「11歳で最初に買ったクラブがヤマハでした」

＜ヤマハレディースオープン葛城　事前情報◇30日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6590ヤード・パー72＞
昨年の「ヤマハレディースオープン葛城」で4位タイに入ったことがきっかけで、ヤマハのクラブのテスト続け、今回ヤマハの契約選手の一員となった高木優奈が、大会練習日に会見を行った。
高木は昨季レギュラーツアーで戦って賞金ランキング60位、メルセデスランキングが57位と、シード権獲得まではあと一歩だった。そして昨年11月に行われた最終プロテストでも合格することができず、今シーズンのツアー出場の可能性は断たれていた。だが、女子世界ランキング300位内の者という「臨時登録プロ制度」で資格を得て、まずは「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」に出場。この制度で出場できるのは最大4試合、「ヤマハレディースオープン葛城」も推薦枠で出場をすることとなった。
新契約のヤマハのクラブについては「テスト前はゴルフというより楽器というイメージが強かったのですが、実は11歳でゴルフを始めて最初に買ったクラブがヤマハでした」というエピソードを話し、「そのときは（自分の）技術が劣っていてあまり覚えていないのですが、今回契約前にテストをしたら飛距離が出て球が簡単に上がってくれるし、とにかく構えたときの顔が好きです」と続けた。
スポーツ観戦が趣味だという高木は、器械体操をやっていた経験がある。それだけに強い体幹と高いバランス力が強い武器となっているが、ヤマハのクラブが大きな戦力になることを本人は実感していた。
「4位に入った昨年の大会は自分としては上出来でした。パターがすごく入ってくれて、いい結果につながりました。最終日は優勝を目指していたこともあって、一丁前に“悔しいです”なんてコメントしたのを覚えています。葛城ゴルフ倶楽部はグリーンが難しいイメージがあるので、アライメントのチェックを重視して試合に臨みます」。口には出さないが、昨年大会以上の成績を絶対に残す。胸に秘めている思いが、その表情にも表れていた。
昨年大会では4日間で13コのバーディと1つのイーグルを奪取した高木。今大会ではそれをいくつ上回ることができるか。興味は尽きない。（文・河合昌浩）
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