<東建ホームメイトカップ 最終日◇3日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>
首位と3打差の2位から出た星野陸也は、7バーディ・3ボギーの「67」で回りトータル13アンダーまで伸ばしたが、プレーオフには1打及ばず単独3位で4日間を終えた。
出だしの1番で2打目を30センチにつけて“OK”バーディ発進。4番パー5はガードバンカーからの3打目を80センチに寄せてバーディとし、首位を走る香妻陣一朗との差を1打に縮める。「いい流れできていたのですが、香妻さんのイーグルで焦りが出ちゃいました」。
5番パー4。香妻はピンまで102ヤードの2打目を直接カップに入れてイーグル奪取。星野との差を3打に広げた。「早くバーディを獲ろうと焦りが出て、それが裏目に出てミスショットからボギーにしてしまいました」。左ドッグレッグの8番パー4で星野はドライバーを握って狭いエリアを狙ったが、低い左に曲がるボールが出て左の斜面に止まった。ピンが見えない位置から狙ったが、グリーン左のガードバンカーにつかまるなどボギー。続く9番は4メートルのバーディパットから3パットでボギーと流れを失った。
一時は5打差に後退したが、「まだチャンスがある」と気持ちを切り替えて15番からの4連続バーディで息を吹き返したが、プレーオフには1打及ばなかった。
「いい上がりができた。今回は優勝できなかったですが、次に生かしたい。人生で初めて56度のウェッジを入れましたが、良さを実感できました」。人生で初めてクラブセッティングの流れを替えたが、今後の試合で自身の支えになると確信した。次戦は2週後に行われる「関西オープン」。ディフェンディングチャンピオンとして戻る星野は「今週のいい流れにのって、連覇目指して頑張ります」と前を向いた。(文・小高拓)
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