春のゴルフシーズン本番を迎えて、ゴルフボール全体の需要が高まっている。そんな状況のなか、最新の週間売り上げランキングでは、1位が『HONMA D1』、2位が『プロV1』、3位が『プロV1x』と、前週と変わらず3強が強さを見せた。ただし、ゴルフショップの現場で話を聞くと、トップ3には入っていないボールでも、品切れ状態になっているモデルがあるそうだ。二木ゴルフ加平店の黒沢邦充店長に話を聞いた。
「2月に発売されたブリヂストンの『ツアーBシリーズ』は、当初の予想を超える人気で、現在は多くのゴルフショップで品切れになってきています。ショップにとっても予想以上の人気でしたが、メーカーさんにとっても当初の見込み販売数を超えていたと思います」
―『ツアーB』といえば今季絶好調の西郷真央も使っている。なぜ、ここまで売れたのか?
「もともと人気があるボールだったのですが、前作がすごく評判が良くてクチコミでも話題になっていたので、そんな噂を聞いて新モデルを購入する人がすごく多かったと思います」
―ちなみに1位の『D1』人気に変化は?
「今年も盤石の人気ぶりです。低価格帯(1ダース1000円台)のボールとしては1強の状態になっているので、ツアーボールの価格帯(1ダース6000円台)の『ツアーBシリーズ』や『プロV1シリーズ』はどれだけ人気があっても、(売り上げ個数で)1位になるのは難しいと思います」
他のゴルフショップに聞いても『ツアーBシリーズ』は入荷未定になっているところが多い。この人気ぶりだと、再入荷された際はトップ3に食い込む可能性もあるだろう。
■ボール売り上げランキングトップ3
1位 本間ゴルフ HONMA D1
2位 タイトリスト プロV1
3位 タイトリスト プロV1x
※データ提供/矢野経済研究所
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