<チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ 事前情報◇20日◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7341ヤード・パー72>
ツアー唯一のチーム戦に注目のコンビが誕生した。世界ランキング2位のコリン・モリカワ(米国)と同5位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)だ。ツアーを引っ張る若手二人はどのようにくっ付いたのだろうか。経緯を事前会見で語った。
すっかり仲良しだという二人。共通の知人がきっかけだった、とコリンはいう。「もともと注目していた選手だったし、同じ時期にプロになった。そしてお互い成功したし、ランキングを上げるために二人とも本当にいいプレーをしているよね。でも大学ではそれほど知らなかった。だけど、キャディが共通の友達でご飯を食べるようになって友情を育んでいった。いまではかなりいい友達だよ」。そこで昨年12月のバハマでコリンから声をかけたというが…返事はいまいち。
「ビクトルは物事をギリギリまで先延ばしにするのが好きで、僕はそれが大嫌いなんだ(笑)」
これにはホブランも笑うしかない。まだコリンが続ける。「それから、彼がドバイの欧州ツアーで優勝する直前、プレーオフの前にホブランの周りを一周して“やるんだ?”と言ったら何が起こったか疑問を持っていたよ。そして今回実現したというわけだ」とニヤリ。
先制パンチを食らったかたちとなったホブランは「本当に楽しみだよ。バハマで最初に誘われたときは本当に興奮した。彼には少しばかり苦労をさせちゃったね。でもチームメイトになれて本当にうれしいよ。ここまですでに楽しい。残りの4日間も良い日になるといいな」と返した。
小気味の良いやりとりをする二人。だが、今週は選手間のやり取りがとても重要だ。昨年優勝したマーク・リーシュマン&キャメロン・スミスのオーストラリアコンビのように熟練しているチームも少なくない。
「トーナメントとしてのゴルフと楽しむこと。そのバランスが今週は大事」とコリンはいう。「僕らはとても負けず嫌いで誰にでも勝ちたいと思う。一日の終わりに楽しむためにここにいるとしても、このトーナメントを勝つために努力してやるべきことは全てやっている。だからいいゴルフをするだけだよ」と楽しみつつもいつも通りを強調した。
そのリーシュマンとスミスが予選の同組となる。「キャムとリーシュは、かなりいいバトルができるはずです。彼らは何度かプレーしていていて、明らかに勝っているよね。彼らはとても面白い人たち。僕らもそれについていけるように頑張るよ」とホブランは不敵に笑った。
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