<パロス・ベルデス選手権 3日目◇30日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6258ヤード・パー71>
ツアールーキー、タイの19歳のキャディバッグを見ると、日本語の名札がくくりつけられている。見ると、『上達祈願』、『令和四年』、『八幡神社』と書かれている。
アマチュアとして欧州女子ツアーを14歳で制するなど、世界的に注目を集めてきたアタヤは、昨年の12月に行われた米国女子ツアーの「Qシリーズ」を3位で通過。今季はルーキーとして参戦している。
すでに3月の「JTBCクラシック」で優勝を挙げるなどトップ10が4回、世界ランキングも5位。渋野日向子、古江彩佳と同じルーキー同士で争うルーキー・オブ・ザ・イヤーでは目下首位を爆走中だ。
そのアタヤにキャディバッグの名札について聞いてみた。「日本人はみんなつけているんでしょ? 『ホンダLPGAタイランド』のときに日本から来たファンにもらったの」。プロゴルファーが上達祈願?と思うが、本人はあまり気にしていない様子。「うまくなりたいときにヘルプを頼むんでしょ?(笑)」と笑って返してくれた。
「気になっているのは、名前を書かないといけないんでしょ?」。どうやら『なまえ』と書かれている部分の空欄が気になる様子。日本語で書いてあげてもいいよと言うと、また笑ってくれた。
今週は3日目を終えてトータル1オーバー・46位タイと上位に入れていないが、きっとこの“祈願”が最終日のアンダーパーを叶えてくれるはず?(文・高桑均)
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