<全米女子オープン 初日◇2日◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638ヤード・パー71>
米ツアー6勝の畑岡奈紗は、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーのイーブンパー・28位タイ、首位と7打差で初日を終えた。
出入りの激しいラウンドを「フェアウェイが日を追うごとに硬くなってきているので、思ったよりもランが出ています。残り距離が短くなるのはいいのですが、ラインを変えて打たなければいけないところも出てきて、そのあたりが少し難しかったです」と振り返った。
2日目以降の課題は「ピンチのパットがたくさんありました。それを沈められたら2つ3つはスコアを縮められたし、いい流れになったのかなと思います。そこらへんがまだアジャストできていないところです。ショットも少しフックの要素が強いボールを引っかけないように気をつけて打っています」と話す。
メジャーの舞台に調子をベストな状態に合わせてこようとは、選手の誰もが思っている。だがそれを計画どおりに合わせることは簡単ではない。「自分の調子が100パーセントでここに来られたらよかったけど、合わせてくるのは難しいです。最後はマネジメントがすごく大事なってきます。うまくいっていないなかで、イーブンで終われたのは少しはよかったです」と踏みとどまった。
メジャーの厳しいセッティングのコースで、いかにボギーを打たないゴルフを展開するのか。ここからはさらに頭を使ったラウンドとなってくるだろうことを予感させた。
2日目は午後スタート。「フェアウェイもグリーンも硬くなってくるので、ボールを落とす位置、キャリーするポジションに気を配っていきたいです。きょうもバーディをしっかり獲れているだけに、拾えるところではしっかり拾っていきます」と意気込む。各日2アンダーを目標にやっており、「そこができなかったのは残念だけど、オーバーパーにしなかったのは大きな点。あしたも頑張りたいです」と、コメントを締めた。
昨年大会ではプレーオフに進むも、笹生優花に敗れた畑岡。その雪辱を果たすことができるかは、2日目にスコアをどこまで伸ばせるかがカギとなる。
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