<すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 2日目◇3日◇イーストウッドカントリークラブ(栃木県)◇6867ヤード・パー72>
会社経営と二足のわらじを履きこなす2020年のシニア賞金王でシニア通算5勝の寺西明。今季1勝目に向けてモチベーションが高い。
第1ラウンドは2バーディ・2ボギーの「72」と伸び悩み29位タイと出遅れたが、この日は一転、7バーディ・1ボギーと、この日2番目にいいスコアとなる「66」をマークして、首位と4打差の8位タイに浮上した。
「ショットは昨日もよかったけど、パットが入らなかった。今日はピンチでチップインバーディがあったり、パットがそこそこ入ってくれた。あと4つ5つ伸ばせてもおかしくないほどショットの調子はいい」。パッティングのアドレスやストロークを少し修正したことでバーディを量産。「まだしっくり来ていないところがあるので、少し修正したい。ただ、試合中に修正といってもそんなに変わるわけではないので、今まで練習してきたことは嘘つかないと思う。それなりの準備はしてきたから、楽しむだけです」と話す。
今季は2戦して67位タイ、10位タイと優勝争いには絡めていない。今「優勝争いできたら気持ちは全然違うよ。(ツアーには)勝ちに来てるんだから。遊びだったらツアーは出ないし、参加するだけのイベントじゃない。やっぱり勝ちにきてこそプロやし、そこらへん勝負する気持ちは全然変わっていない」と最終日の大まくりに意欲を見せる。
30歳でゴルフを始めて42歳で日本アマに出場するなどトップアマとして活躍。49歳でプロテストに合格してシニアデビューすると、1年目の2016年に初シードを獲得。2020年には賞金王獲得という異色の経歴の持ち主。会社経営をしながら、勝負の世界で暴れまくりたい。
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