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尾崎慶輔が伊澤利光の指導で2週連続ホールインワン！　1800万円のBMWをゲット

＜BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ　3日目◇4日◇宍戸ヒルズカントリークラブ西コース（茨城県）◇7352ヤード・パー71＞
31歳の尾崎慶輔が第3ラウンドの13番ホールでホールインワンを達成。13番ではホールインワン賞として、決勝ラウンドでの達成者全員に「BMW M850i xDrive Gran Coup」が贈られる。尾崎はひと振りで販売価格1800万円の高級車をゲット。それだけではない。尾崎は先週の「〜全英への道〜ミズノオープン」第1ラウンドにも16番パー3でホールインワンを達成しているのだ。
2週連続ホールインワンを達成したのは、詳細なデータが残る1985年以降の記録で2002年の菊池純以来2人目となる。3週連続で達成した選手はまだいない。
自身8回目、レギュラーツアーでは「2回目というか2週目です」と尾崎は笑いが止まらない。ツアーでは20年ぶりの大記録に「実感はないですけど、こんなことがあるのかなって感じです。帰りの運転には気を付けないといけない」とおどける。
この2つのホールインワンには伏線がある。2週前の「ゴルフパートナー PRO-AM」では伊澤利光と練習ラウンドを行い、「調子が悪かったので、ちょっと見てもらっていいですか」とレッスンを受けた。すると、尾崎のフェードは「右を向いて左に打とうとして、肩がかぶって上から入りすぎている」と指摘があった。「アライメントを左に取って、クラブをインサイドから入れるように」と修正された。
あのアーノルド・パーマー（米国）から『キング・オブ・スイング』と呼ばれた極上のフェードヒッターによる指導は、効果テキメンだったようだ。その翌週の初日にいきなりホールインワンを達成。その翌週のきょうもホールインワンと、伊澤のフェードのレッスンがかなり効いている。
実際、きょうの13番は左にピンが切ってあり、ドローで狙いやすい状況だったが、「ちょっとピンより左に出してフェードで打ちました」と尾崎。165ヤードを7番アイアンで抑えめに打ったボールは、狙い通りに1ピン手前に落ち、ラインに乗ってカップに吸い込まれた。
「入った瞬間は見えました。すぐ後ろを振り返って何の懸賞がかかっているか確認しました」と、『BMW HOLE-IN-ONE AWARD THE 8』と大きく書かれた看板を見てニンマリ。「伊澤さんになにかメッセージを」と振ると、「一緒に（この車で）ドライブ行きましょう」と尾崎は笑いながら答える。前人未踏の3週連続については「来週ありますね」と最後までテンションは高かった。
ちなみに、尾崎は徳島県出身だが、同じ徳島県出身の尾崎将司、健夫、直道の三兄弟とは「良くいわれますけど、血は入ってない」という。
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