<全米オープン 2日目◇17日◇ザ・カントリークラブ(米マサチューセッツ州)◇7264ヤード・パー70>
2日間「70」を並べて首位と5打差のトータルイーブンパー・24位タイで決勝ラウンドにコマを進めた松山英樹。この日は「ちぐはぐなラウンド」と評したが、「悪くないポジションだと思う」と週末へ向かう。
2番パー3でティショットをグリーン手前の深いラフに入れ、アプローチを6メートルオーバーして、ボギーが先行。305ヤードの5番パー4は、ドライバーで打った1打目はキャリーでグリーンをキャッチしたが奥のラフまで転がる。そこから寄せきれずにパー。8番パー5では2メートルのバーディパットがカップ手前で切れてパーと、1つ落としたまま折り返した。
後半に入ると11番パー3で4メートルのスライスラインをきれいに流し込んでこの日初バーディ。12番パー4は、左のラフからの2打目を3メートルに乗せ、下りのパットを沈めて2連続で取り戻した。だが、13番は5メートルのパーパットを外して一つ落とす。17番パー4では1.5メートルのバーディパットがカップに蹴られてパーに終わるホールもあり、この日は2バーディ・2ボギーの「70」で終えた。
ショットもパットも、ともに「いいところもあれば悪いところもあって」と振り返る。チャンスを演出するショットを打ったり、ピンチをしのぐ場面も多くあったが、逆にチャンスをものにできないところもあり“ちぐはぐ”と評した。
この2日間のフェアウェイキープ率は54%で全体66位タイだが、パーオン率は69%で16位タイとグリーンをとらえる確率は高い。パッティングに関しては「まあ入っていないですけど、そんなに悪くないと思います。あしたあさって入ればいいかなと思っています」と話した。
チャンスを外しても心は動かない。「一打一打集中しているので」。世界一過酷な大会ともいわれる全米オープンの戦い方は熟知している。「(最終日に)いい位置で回れるように頑張りたい」と残り36ホールを戦う。
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