男子の「全英オープン」に続き、今週はフランスで女子のメジャー大会が行われる。日本でも女子ツアーが2週ぶりに行われるなど話題が盛りだくさんだ。
■国内女子「大東建託・いい部屋ネットレディス」(21〜24日、北海道・滝のカントリークラブ、賞金総額1億2000万円)
先週オープンウイークだった国内女子ツアーが、2週ぶりに開催。舞台は前戦と同じ北海道で4日間大会が行われる。
山梨から会場が移ってから初めての開催となった昨年は、2位に5打差をつけた申ジエ(韓国)が圧勝。大会を主催する大東建託所属の渡邉彩香が、初日にトーナメントコースレコードになった「64」をマークし2位に入るなど大会を盛り上げた。
今年も120人の出場を予定。ジエはもちろんのこと、北海道出身の小祝さくらや、渡邉、田村亜矢、佐久間朱莉のホステスプロがエントリーしている。また今週からリランキングによって優先出場順位が変更。金田久美子、辻梨恵ら前半戦に健闘した選手が、自力で出場権を手にした。
■女子メジャー「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」(21〜24日、フランス・エビアン・リゾートGC、賞金総額450万ドル=約6億2000万円)
ここから海外女子ツアーは欧州遠征に入る。その初戦となるのが、フランスで行われるメジャー大会だ。2013年のメジャー昇格以前に宮里藍が2勝を挙げていることもあり、日本人にもなじみ深い試合といえる。
昨年はミンジー・リー(オーストラリア)がイ・ジョンウン6(韓国)とのプレーオフを制し、メジャー初優勝。また古江彩佳が4位と健闘した。
日本勢はその古江のほか、畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子の米ツアーメンバーに加え、国内組の西郷真央、西村優菜や、昨年の「アジア女子アマ」覇者・橋本美月の7人が出場を予定する。
■米国男子「3Mオープン」(21〜24日、米ミネソタ州・TPCツインシティーズ、賞金総額750万ドル=約10億3500万円)
「全英オープン」を終え、ツアーは再び米本土へ。そして今年で4回目の開催となる大会が行われる。昨年はキャメロン・チャンプ(米国)が4打差を逆転し、2019−20年シーズン「セーフウェイオープン」以来となるツアー通算3勝目を挙げた。
日本勢はメジャーからの連戦となる松山英樹や、シード圏内を目指す小平智がエントリー。このほか、ディフェンディング大会を迎えるチャンプやリッキー・ファウラー(米国)らが出場を予定する。
全英覇者のキャメロン・スミス(オーストラリア)や、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)らはリストに名を連ねなかった。
■欧州男子「カズークラシック」(21〜24日、イングランド・ヒルサイドGC、賞金総額175万ユーロ=約2億4500万円)
先週は米ツアーとの共催「バラクーダ選手権」をカリフォルニア州で行い、再び欧州に戻る。初開催となった昨年はカルム・ヒル(スコットランド)が、ツアー初優勝を飾った。
日本勢は欧州を主戦場にする川村昌弘のほか、全英にも出場した金谷拓実がエントリーしている。
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