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柏原明日架の「ヒザにお部屋があると思って…」の意味は？　アプローチレッスンで女性だって“お上手スピン！”

国内女子ツアー2勝の柏原明日架がキャロウェイゴルフの「＃お上手スピンJAWS RAWフェス」に登場。女性のウェッジに特化したイベントで、参加した女性ゴルファーにウェッジショットのワンポイントレッスンをおこなった。
イベントに参加したある女性は、「せっかくグリーンの近くまで来たのに、トップするミスがたまにでちゃうんです」とアプローチの悩みを明かす。すると柏原は、女性のアプローチスイングを見てミスの原因を説明した。
「私たちが2〜3球打っている動画と見比べてもらうとわかると思うのですが、ヒザが前にでている。でてしまうとそのぶん打点もブレやすくなったりする」と柏原。バックスイング中に左ヒザが、インパクト後に右ヒザがでてしまい、打点のブレが起きてしまっていたのだ。
「できるだけヒザの動きを抑えるように、ヒザにお部屋があると思って、そこからあまりでないように。でも動かないようにと思いすぎてしまうと手打ちになったりしてしまうと思うので、少しだけ余裕を持たせながら少し広めのお部屋に入る感じで」。前傾した際の骨盤とグリップエンドのあいだを軽く空けて、そこからヒザまでの空間に余裕を持たせることを柏原は指摘。「回転はしていいので。ヒザが大きく前に出たりとか上下に動いたりしないようにすればいいかな」とポイントを説明した。
アドバイスを受け実際にアプローチを打ったこの女性。レッスン前よりもボールがフェースにしっかりと乗ったナイスアプローチを披露し、「お上手スピーン！」とギャラリーからも声が飛ぶほどだった。これには「音が変わりましたね」と柏原も合格点を出した。
30ヤード以内のアプローチはスピンが一番かかりにくい距離。「足をもっとシンプルにしたほうが簡単に打てるんだなってことがわかりました」とアドバイスを受けた女性はレッスンの効果とスピンがかかりやすいという『JAWS RAWウィメンズ』ウェッジの良さを実感していた。
柏原は「ウェッジというのはクラブの中でも一番重たいクラブで難しいクラブだと思うんです。その中で足とか全身を使っちゃうと、やっぱりミスしやすいと思いますし、ヘッドが重たいのでそのぶんダフってしまったり、体が動いてしまうとトップしたりするので、イメージ的にはパターっぽくアプローチも打っていいのかなと思います」とショートアプローチのポイントを話す。
これまでは、女性も飛距離アップを目指すほうに意識が向いていたが、スコアアップのためにウェッジショットの向上に目をつけるハイレベルな女性ゴルファーが増えている。飛距離で負けてしまっても、ベタピンアプローチで男性ゴルファーを驚かせるスタイルを目指してみるのもいいかもしれない。
<ゴルフ情報ALBA.Net>