<カナディアン女子オープン 3日目◇27日◇オタワ・ハント&GC(カナダ)◇6546ヤード・パー71>
きわどいパーパットを沈め、チャンスはものにした。畑岡奈紗が4バーディ・2ボギーのラウンドで上位に食らいつくゴルフを見せ、首位と5打差のトータル11アンダー・9位でホールアウト。逆転で今季2勝目を狙う。
3番で4メートルのパーパットを沈めると、4番では2メートルを外しボギー。5番パー3では前のホールのボギーを吹き飛ばすショットで2.5メートルにつけバーディ。7番でもボギーがくる展開を8番の絶妙パーセーブで耐え、9番では3メートルのバーディパットを沈めてみせた。
「もう少し伸ばしたかったけど、耐えられた」と振り返る1日は最高の出来ではなかったが、なんとか世界ランキングトップ10の実力でカバー。最終18番では見事なアプローチを披露しバーディフィニッシュとした。
その18番パー5は2オンを狙った2打目がグリーン左手前のラフへ。ピンは左手前。傾斜にある球は「幸いにも少し浮いていた」と、ここで高く上げるアプローチを選択。これがピンに向かい1メートルにピタリ。「うまく打てた」と自画自賛の終わり方だった。
全体的にショットは好調でこの日のフェアウェイキープ率は100%。「ティショットは安定していた」と納得の出来。「ピンが左右に振ってあって、ショートサイドを狙っていって少しでも曲げると難しいライにいってしまうけど、いいリカバリーはあったと思う」と、ミスを恐れず攻め続けた結果のスコアだ。
とはいえ、チャンスが少なかったことは反省点。5打差をひっくり返すにはやはり「もっとチャンスにつけられるように」とアイアンショットの成否がカギを握る。上位陣には強豪がひしめくが、日本のエースはまだまだ諦めずに攻め続ける。
<ゴルフ情報ALBA.Net>