コロナ禍で中止されていた女子ゴルフの国別対抗戦、「インターナショナル・クラウン」が来年、4年ぶりに開催されることが分かった。米ゴルフウィークが伝えている。
時期は5月第1週、米カリフォルニア州サンフランシスコで開催。2009年、石川遼が参戦した男子の「プレジデンツカップ」が開催されたTPCハーディングパークが候補に挙がっているという。大会スポンサーは韓国のハンファとなる。
インターナショナル・クラウンは米LPGAツアーが14年から2年に一度開催する『国別対抗戦』。第1回は米メリーランド州で開催され、8つの国と地域が参戦し、プールAとBに分かれ予選は4日間。2人一組でホールごとにいいほうのスコアを採用するフォアボールを戦い、決勝はワイルドカードを含めた5チームが総当たりのシングル戦、総合得点を争う。
第1回を制したのはスペイン。宮里藍、横峯さくら、宮里美香、比嘉真美子で参戦した日本チームは3位だった。16年はシカゴ郊外のメリットクラブで行われ米国が勝利。韓国で開催された18年は地元韓国勢が勝利した。
20年は英国のセンチュリオンクラブで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となった。
過去3大会すべてに出場しているのは韓国、オーストラリア、台湾、タイ、米国、そして日本の6チームだけ。チームメンバーはそれぞれの国の世界ランキング上位4名が選出、8月28日のランキングでは畑岡奈紗が9位で日本勢のトップ。次いで21位に古江彩佳、22位に稲見萌寧、23位に西郷真央がつけている。渋野日向子は29位で日本勢5番手、30位に笹生優花となっている。(文・武川玲子=米国在住)
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