<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 3日目◇10日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6555ヤード・パー72>
リーダーボードを見ていて気づくことがある。どうやら最近の女子ツアーは“みゆ”が流行りだということ。首位の山下美夢有は『みゆう』。8位タイに佐藤心結『みゆ』、阿部未悠『みゆう』、後藤未有『みゆう』。
この日4つスコアを伸ばした佐藤は、スタート時に同組の堀琴音からこんな確認が入った。「“みゆ”なのか“みゆう”なのか分からない」。もちろん呼び間違えたくないという堀の気遣いだ。
「“みゆ“ですって答えました」と佐藤も笑う。JLPGAの公式サイトを見ても、同じ“みゆう”でも“Miyuu”だったり“Miyu”だったりと表記が錯綜(さくそう)している。これは、選手の申告によって決まるということなのだが、ファンのみなさんのためにもぜひ統一を…。
“みゆ”論争はこれくらいにして、ルーキーの佐藤は、出だしの1番からの3連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪い、首位と5打差ながらトータル7アンダーの上位戦線に浮上。「先週が終わってからいつも以上に練習して臨めたのでよかった」と、不振だったショットを改善し結果につなげた。
「先週と比べたら別人」と自身も驚きの姿。最終日の優勝争いも視野に入るが、「そこよりは、自分がどういうプレーをしたいのか。具体的に自分のゴルフを追求したい」。緊張感が伴うメジャーの最終日に、どんなゴルフができるかが課題となる。
今回の会場は昨年11月に合格を果たした最終プロテストと同じ。いいイメージとともに、今回はプロとして大一番に挑む。
ちなみに、「たまに私のことを呼んでいるわけではないのに、振り返ったりしちゃうことはあります」と佐藤。最終日は後藤と同じ組、そしてその前の組には阿部、さらにその前には尾関彩美悠(あみゆ)も…。“みゆ”が活躍する最終ラウンドになりそうだ。(文・高桑均)
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