<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日◇16日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6502ヤード・パー72>
2週連続で19歳が躍動している。昨年11月の最終プロテストでトップ合格を果たしルーキーイヤーを戦っている尾関彩美悠(あみゆ)が、初日を6バーディ・1ボギーの「67」にまとめ、5アンダーの3位タイで大会をスタートさせた。
「先週、(川崎)春花ちゃんが優勝したのはすごくいい刺激をもらいました。いつかは自分の流れが来ると思って、それを待つという感じです」と話す尾関だが、早速流れをつくり出した。1番からスタートすると3番から一気にトップギアに入った。
3番パー5では2オン狙いからのバーディ。4番パー3は5番ユーティリティで10メートルにつけてバーディパットを沈めた。5番パー5では3打目を1メートル、6番パー3ではまたしても5番ユーティリティで10メートルに乗せて、これを沈めてみせた。
7番をボギーとしたものの、後半に入っても12番、15番でバーディ。「一緒に回ったみんながバーディ合戦だったので、流れに乗れて、自分もよかったかな」と首位発進を決めた後藤未有らと伸ばしあいに乗り遅れることなく駆け抜けた。
今週はスリクソンの新しいウッドに一新し、「私はドローヒッターで、結構左へのミスが多かったので、それが結構収まったかなという感じです」と『ZX5』ドライバーを投入。試したのは2日前からだというが、ドライバーからユーティリティまで一気に変える思い切りの良さと、振りきりの良さも相まってのビッグスコアだ。
週末は台風の接近で荒れる可能性もある。そんな心配もあって「(初日から)しっかり伸ばしていければと思いました」と作戦通り。同期、同学年の川崎春花のメジャー優勝に刺激を受けた尾関。新兵器とともに、まだまだスコアを伸ばし続ける構えだ。
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