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池田勇太が3差首位 憧れのジャンボ尾崎の記録に挑む「ぜひ破って優勝したい」

<ANAオープン 3日目◇17日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>
2位に1打差の首位から出た池田勇太は、5バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル18アンダー。後半苦しい時間帯もあったが、逃げる立場としては“最低限”のゴルフで2位に3打差をつけて3日目を終えた。
1番パー4でティショットをフェアウェイに置き、2打目をピン左4メートルに乗せてバーディ発進。4番、7番でもバーディとして順調に伸ばし、一時は2位に6打のリードをつけた。しかし、折り返した後半の10番で今大会初のボギーをたたく。
「前半はすごくいい感じで回れていたんですけど、後半になって辛くなってきたところもありましたね。10番のボギーで気が緩んじゃったのかな」。後半に入るとショットが乱れ出して13番、14番で連続ボギー。15番で2メートルのパーパットを沈めて悪い流れを食い止めると、17番パー5は3打目のアプローチをミスしたが、カラーから10メートルのバーディパットを沈めて息を吹き返した。
8月末に左首痛から始まり左半身に痛みを覚えて2試合欠場からの復帰戦。今週は朝1時間、ラウンド後は3〜4時間のケアを受けている。後半は「自分が思うような打ち方やスイングができなくなってきたのもありました。最後にラッキーなバーディが来ましたし、神様もまだ微笑んでくれているのかな」と体への不安は残るが、最終日に向けて準備すると語った。
今大会の優勝者の最多アンダーパーは、1994年にジャンボ尾崎が記録したトータル20アンダー。「それをぜひ破って優勝したいね。もちろん当時(TVで)見ていたよ」。大会3勝目、ツアー通算22勝目とともに、自身が幼少期から憧れの存在であるジャンボ尾崎の記録に挑む。(文・小高拓)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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