<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 2日目◇17日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6502ヤード・パー72>
前半で3つ伸ばして迎えた、15番パー5だった。フォローの風に乗せてティショットをフェアウェイに運ぶと、ピンまで残り180ヤード。6番で放った2打目はグリーンを直接とらえ、ピン右6メートルについて、これを決めた。
昨年11月のプロテストに合格したばかりの尾関彩美悠(あみゆ)。プロになってからイーグルを獲ったのはこれが初めてだった。そして、このイーグルは19歳ルーキーにとってある“吉兆”なのだ。
アマチュアのときにもイーグルを奪ったことがあるが、1つ目は2021年「日本女子アマチュア選手権」の3日目で、もうひとつは「最終プロテスト」の2日目。「(イーグル獲るといいことがあるイメージは)めっちゃあります」。日本女子アマは優勝、そしてプロテストではトップ合格を果たしたとあって、まさに“縁起物”。
17番でもバーディを奪って、この日は1イーグル・4バーディの「66」で回り、トータル11アンダーは単独首位。6月の「宮里藍 サントリーレディス」以来、自身2度目となる最終日最終組入りとなる。
「(あのときは)自分の実力不足とマネジメント不足でした」。3打差の2位タイから逆転を狙ったが、2オーバーとスコアを落として最終的には8位タイ。今回は1打差の逃げ切りを図る18ホールとなる。
一緒に回るのはそのとき優勝を遂げた山下美夢有と今季初優勝をねらう吉田優利。「サントリーレディスで学んだことを生かしたいと思います。コンディションは難しいので、しっかりとマネジメントを大事にしていきたいです」。
先週は同じ19歳で、同期の川崎春花がツアー初優勝を遂げた。「いいなあと思いました。自分も早く優勝したいという気持ちが強くなりました」。次は自分の番だ。(文・笠井あかり)
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