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アメリカへ、そしてMVPへつながるか　勝みなみ、山下美夢有も新兵器導入

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン　事前情報◇22日◇利府ゴルフ倶楽部（宮城県）◇6491ヤード・パー72＞
前週、ルーキーの尾関彩美悠がドライバー、ウッド、ユーティリティ6本替えて、即初優勝を挙げた。導入したクラブは同週からツアーに配布されたスリクソン『ZX』の次期作とみられるプロトタイプ。その住友ゴム工業株式会社（ダンロップ）が特別協賛を務める今大会では、さらに注目の2人にもバッグインしそうだ。
一人目が前週は出場しなかった勝みなみ。「（2週前の）女子プロ選手権で予選落ちしたときにドライバーの調子が良くなかった」というなか、「めっちゃ飛ぶ！」とさっそく新『ZX7』と投入を決意した。
「10ヤードくらい飛距離が出ていますね。そして球が強いから風にも負けなくなった気がします」。さらに前週から松山英樹含め男女問わず多くの選手がスイッチしたことについては「見た目も変わっていないですし、性能も元々の良さを生かして良くなった感じなので替えやすいのではないでしょうか」と持論を話した。
そして二人目、11試合連続でトップ10入りしている山下美夢有も今大会で新『ZX5』スイッチ。「初速も上がっていいなと思っていました。今週使おうと思います」。この日のプロアマでも使用して感触を確かめた。「今週はフェアウェイが狭くてラフも結構長い。雨ならさらに重くなる」とカギとなるクラブとなりそうだ。
勝は今シーズン終了後に米ツアーの予選会に出場予定。一方の山下は、現在賞金ランキング、メルセデスランキングともに1位で、賞金女王と年間最優秀選手の両獲りがかかる。二人ともここからの活躍が大事になるのは間違いない。そんな秋の戦いに向けて新兵器がさらなる起爆剤となるのか。

<ゴルフ情報ALBA.Net>