<ホンダLPGAタイランド 3日目◇25日◇サイアムCC パタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>初の米国女子ツアーに挑んでいる明愛、千怜の岩井姉妹は、大会2日目にそれぞれが海外を主戦場にする日本の先輩と同組でプレーした。
姉の明愛は渋野日向子とラウンド。この日「66」をマークした4学年上の渋野とともに戦ったことについて、「海外でも活躍されていて、夢のような感じでした。すごく楽しかったです」と振り返った。前半最終ホールの18番では、2度のアプローチがともに傾斜で戻され、最後15メートルのパーパットを残しながら、それを決めてセーブする渋野のプレーを“目撃”。「やっぱりスターだなって思いました。見ていて楽しい」と度肝を抜かれた。ただしその後、自らもバーディパットを沈め、スタンドをさらに盛り上げた。一方、千怜は古江彩佳と18ホールを過ごした。2学年上の先輩の姿を見て抱いたのは「かっこいいし、うれしくなった」。そして「もっともっと世界で日本の選手代表になれるよう、私も頑張りたい」という思いを強くした。タイでの戦いも残すは1日。明愛はトータル4アンダー・49位タイ、千怜はトータル2アンダー・58位タイからの浮上を目指す。「1日でかい(スコア)が来て欲しい」(明愛)、「ビッグスコアを出して1つでも順位を上げられたら気持ちいい」(千怜)と、攻撃的なプレーを見せてくれそうだ。先輩からの刺激も力にバーディを積み上げる姿を見せたい。(文・間宮輝憲)
<ゴルフ情報ALBA Net>