<日本女子オープンゴルフ選手権競技 2日目◇29日◇我孫子ゴルフ倶楽部(6,706ヤード・パー72)>
この日、小倉彩愛が大会史上4人目のアマチュアによるホールインワンを達成。昨日にはキム・ヘリム(韓国)が大会レコードタイとなる“65”を叩き出すなど記録ラッシュに沸いている「日本女子オープン」。そしてもう1人、それらに負けず劣らずの大記録を成し遂げたのが、35歳のベテラン・西山ゆかり。95年大会の福嶋晃子(初日/宇部カントリークラブ万年池西コース※イーグル含む)と並ぶ、大会タイ記録となる6連続バーディを達成した。
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朝一番の組でスタートした西山は、日没サスペンデッドのため未消化だった第1ラウンドの5ホールをラウンド。そのままインスタートのトップ組で第2ラウンドへ突入した。前半はバーディを2つ奪うもボギーが3つと、イマイチ流れに乗り切れないまま迎えたバックナイン。前半とは打って変わり、圧倒的なプレーを見せつけた。
まずは1番パー5。残り75ヤードの3打目を1.5mにつけてバーディを奪うと、2番、3番もピンに絡めてバーディ。さらに4番では10m、5番は5m、6番は7mとパッティングが冴えわたり、ふと気が付けば6連続バーディを奪っていた。
「ここまでくれば記録に挑戦だ」と臨んだ7番でボギーを叩き記録は途絶えたが、8バーディ・5ボギーの“69”と出入りの激しいゴルフながらスコアを3つ伸ばし、トータル4アンダーの暫定13位タイでフィニッシュした。
口惜しいのは、7連続を狙った7番ホールの2打目だ。残りは205ヤード。イケイケの気持ちもあったが、「風がアゲインストかフォローか分からなくて、クリークと3UTで悩んでいました。結局短いクラブを選んでグリーンに乗らず、結局ボギー。長いクラブでピンを攻めることでリスクはあるかもしれませんでしたが、今考えれば直感で決めれば良かったですね。流れが良かっただけに、悔しいです。これは教訓ですね」と唇を噛んだ。
とはいえ、6位に入った先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」から好調をキープ。悩んでいたショットも先週、師匠である芹澤信雄に指導を受け復調傾向にある。「今日の6連続を明日につなげられるように頑張りたいですね」と決勝ラウンドを見据えた。
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