<日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 2日目◇6日◇サミットゴルフクラブ(6,984ヤード・パー72)>
国内シニアメジャー「日本プロゴルフシニア選手権大会」の2日目。初日を2バーディ・1ボギーの1アンダー12位タイで終えた鈴木亨は、首位と7打差を追いかけるかたちで2日目をスタートした。
【スイング連続写真】爆発力はツアー屈指!鈴木亨ドライバーショット
「今日はショットが寄っていた。しかも、パターは同組の井戸木(鴻樹)さんが先に打って“先生”をしてくれたから入ったが、メジャー大会だけに難しいグリーン。レギュラーツアーを思い出したよ」
しきりに「難しさ」を強調していたが、上がってみれば4バーディ・ノーボギーと好プレーを披露し、首位と5打差の4位タイに浮上。残りの2日間は「行き当たりばったりで」とリラックスを装っていたが、本音は違う。今年9月に行われた「日本シニアオープン」でも共に戦った「息子(長男・貴之さん)をキャディに呼べたら……」というように、虎視眈々(たんたん)と優勝を狙っている。
「国内シニアツアー4日間競技ではいいところに行くのでね」
2016年の日本シニアオープンは2位、同2017年は2位タイ。また、2016年の今大会では3位タイと、確かに4日間大会にはめっぽう強い。本人も「4度目の正直!」を高らかにV宣言した。
今週開催されているレギュラーツアー「HONMA TOURWORLD CUP 2017」では、鈴木と同じミズノと契約を結ぶ手嶋多一が上位で奮闘中。その手嶋は9月中旬の「ANAオープン」で新製品の『ミズノプロ118』を使用し、大会初日には単独首位に立ったことでミズノの“宣伝部長”と呼ばれたが、これにも対抗意識を燃やした。
「フェースは小さいけど球が上がるよ。オレもテレビに映ってシニアの“宣伝部長”にならないとね」
優勝へのモチベーションは、ひょっとすると参加選手の中でも一番強い!? 3日目、見逃せない一人だ。
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