<日本オープンゴルフ選手権 事前情報◇11日◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(7,180ヤード・パー70>
初のメジャー獲りに準備は万全だ。岐阜県にある岐阜関カントリー倶楽部東コースで12日(木)に開幕する国内メジャー「日本オープン」。多くの選手が照準を合わせる国内最高峰のトーナメントを明日に控え、現在賞金ランキング4位につける今平周吾はアウトの9ホールをラウンド。「今までで1番調子のいい状態で来ていると思う」と上々の仕上がりで本戦を迎える。
ファンも待望?今平が美人キャディと再タッグ!
今年の夏に開催コースで練習ラウンドを実施するなど、今大会に照準を合わせて調整してきた。コースについては、「距離がけっこうあるので難しいですね。特に長いパー4が多いので、なかなかバーディチャンスは来ないと思います」と警戒。「チャンスが来た時にしっかり(バーディを)獲ることが大事。でも、ほとんど耐えながらのプレーになるでしょうね」と話した。
中でも今平が警戒するのは初日のスタートホールとなる10番491ヤードのパー4だ。「ティショットは山の上を狙うし、落ち場所が見えないんですよ。でも、ティグラウンドから見える位置に刻むと200ヤード以上残ってしまう。昨日ラウンドしてみて、10番だけ攻め方が見えなかったんです」。10番は大きく右にドッグレッグしたホールで、コース右はOB、左には深いラフが待ち受けている。しかも、グリーン右には大きな池が口を開けており、飛距離と精度の両方が要求される難ホールだ。
朝一に回るにはなんとも悩ましいホール。今平はアウト9ホールをラウンド後、柏木一了キャディの勧めもあり10番のティショットだけを4球打ち、戦略を練った。柏木キャディがセカンド地点に行き、球の落ちる地点をチェック。「クリーク、スプーン、ドライバーとティショットをいろいろ試して、明日はスプーンで打つことに決めました。多少距離が残りますが、スプーンだといい感じにフェアウェイに残っていたので、多少距離が残ってもグリーンを狙いやすいと思ったんです」。もっとも警戒し、きっちり戦略を立てたこの10番で初日にきっちりパー以上のスコアで回り波に乗りたいところだ。
「優勝スコアは予想がつきませんが、自分的にはアンダーパーで回れたらいい感じですね。1アンダーでも、2アンダーでも少しずつスコアを積み重ねていきたい」。今年は念願のツアー初優勝を遂げ、選手の総合力の示す指標であるユニシスポイントランキングでは、宮里優作、小平智を抑えて堂々の1位。過去最高の状態で迎えるこの大会で是が非でも結果を残し、賞金王争いに名乗りを上げたい。
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