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【辻にぃスイング見聞】若きショット巧者・永井花奈 飛距離UPのカギは“こぶし2個”

今季活躍した注目選手のスイングから強さの要因を探る“Playback LPGATour2017”。第38回は今年ツアー初勝利を挙げた永井花奈。プロ2年目ながら賞金ランクは堂々の20位に入り、年間トップ10回数は全体14位の9回を記録した。永井の飛躍を支えたそのスイングを、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が解説する。

彼女のよさは、ショットの方向性がいいことにあります。特に、100ヤード以内の距離感には驚かされます。今年のバーディ数337個でランキング10位に入ったのも、この距離をベタピンにつけていたからでしょう。ボールに対するクラブヘッドの入れ方が上手いからか、打点のよさは抜群で、ヘッドがボールの根元に入っていく音がいいですね。
基本的に、背骨を中心として体を回す一軸タイプです。シンプルなスイングをしているからこそ、ショットが曲がらないのでしょう。ただ、身長が155センチと小柄なだけに、ドライバーの飛距離は平均で235ヤードを越える程度です。それだけに、フェアウェイをキープして、ライのいいところから勝負するというプレースタイルになります。
ダウンスイングの切り返しでは、ウエアにまだしわが残っているように見えますが、上体と下半身との捻転差を保ったままクラブを下ろしているからです。それだけ十分にタメをつくっているのでしょう。理想を言えば、重心位置をもう少し低くできるといいですね。
重心位置が高いと、ボールまでの距離が遠くなるので、手を使ってクラブヘッドをボールに届かせようとします。手首のコックを早めに解くことになり、体の重みをボールに伝えることができません。いわゆる手打ちになるので、力のない打球になります。逆に、重心位置が低ければ、体とボールの距離が近いため、手を使う動きがなくなります。手首のコックをリリースすることをしなければ、エネルギーのロスも生まれず、ボールにしっかりとパワーを伝えることができます。それだけ飛距離も伸びるわけです。永井さんの場合、できれば今よりも両手の位置がこぶし2個分ほど低くなった状態でインパクトを迎えてほしいですね。
ダウンスイングからフォローにかけては、クラブヘッドを払うように振り抜いています。ドライバー自体が長いクラブなので払い打ちになるのも自然な成り行きですが、腰をレベルに動かすことで、払い打ちをしやすくなります。永井さんは腰の位置が高いものの、レベルに回しているので払い打ちになっているのでしょう。
重心位置が高くても体が開いていないところなども含めて、まだまだ伸びる余地は十分あると思います。股関節の使い方や重心位置を低くして、こぶし2個分両手の位置が低くなれば、ボールに体重が乗り、少なくとも10ヤードは飛距離が伸びるでしょう。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、藤崎莉歩、小祝さくらなどを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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