<ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン 2日目◇16日◇クーヨンガGC(6,599ヤード・パー72)>
難コースでの堂々たるプレーは、明らかに2017年とは違った。
「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」2日目。昨日よりも勢いを増した強風に、多くの選手がスコアを伸ばしあぐねた。その中で米ツアー参戦2年目の畑岡奈紗は、4連続を含む6バーディ・1ボギーの“68”をマークし、トータル5アンダーでフィニッシュ。自身ベストとなる単独5位の好位置で予選を突破した。
好スコアの要因となったのはショートゲームだ。トータルパット数は28回と、トップ5の選手で最もいい数字。パーオン率も77%と高い数値をマークし、「今日はセカンドショットがよかった。チャンスにつけられたし、パターでかなり拾えている」と胸を張った。
昨年大会では苦い経験も味わった。この日と同様、2日目に5アンダーの好スコアをたたき出し、トータル4アンダー・20位タイで米ツアー自身初の決勝ラウンドにコマを進めた。しかし、海岸から吹き込む強風に対応できず、3日目に“79”。畑岡本人も「記憶にない」という2度のトリプルボギーを叩き、優勝争いから転がり落ちた。
ほろ苦い決勝デビューから丸1年。一回りも二回りも大きくなった19歳は、会心のラウンド後に納得の表情でうなずいた。「パターもいいし、ショットも昨日よりよくなっている。週末、いいプレーがしたいです」。雪辱を果たす準備はすでに整っている。
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