<Tポイントレディス 最終日◇18日◇茨木国際ゴルフ倶楽部(6,261ヤード・パー71)>
苦しいラウンドに一筋の光が差した。「Tポイントレディス」最終日、上田桃子はトータル3オーバー・34位タイと思うようにスコアを伸ばせずに終わったが、エースを達成。このホールインワンは今季国内女子ツアー第1号となった。
それは2連続ボギーで迎えた3番ホール。122ヤードの距離をPWで振りぬくとピン手前20cmに着弾。そのまま転がりカップへと吸い込まれた。「思ったとおりに打てました。入るところも見えました。久しぶりなので嬉しかったですね」
3番はホールインワン賞指定のホールではなかったが、特別賞としてPGMホールデングス株式会社より賞金30万円、株式会社Tポイントジャパンより賞金20万円が上田に贈呈される。「超うれしいです!せっかくいただけるので、ホールインワンの記念になるようなものに一気に使いたいと思います」と笑顔で話した。
ここまでの3試合は17位、33位、そして34位と思うように成績を伸ばせていない上田。「パッティングですね…。パターが入らないと“もっと近くにつけなきゃ”とショットも難しくなってしまう。まだ迷いながら打っています。チェックポイントが多すぎるんだと思います。打つ前の間合いをもっと早くできるようにしたい」と分析している。
「このホールインワンを機に調子も上向いてくれれば。運は来たので(笑)」と話した上田。「本当にそうなって欲しい」。自身への期待を込めて、そう念を押した。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>