<アクサレディス 最終日◇25日◇UMKカントリークラブ(6,505ヤード・パー72)>
プレーオフは台湾ツアーで二度経験し、1勝1敗。日本では初のプレーオフ。「長い1日で疲れていたけど、もうちょっと頑張ろう」と、比嘉真美子との3ホールに渡るプレーオフを制し、4年ぶりのツアー2勝目を挙げたフェービー・ヤオ(台湾)。
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「今回は自分のスキルを信じて、リラックスを心がけたのが良かったです。去年の後半から調子はよくなっていたのですが、コーチにもよく自信を持ってプレーしていないと心の弱さを指摘されてきたので」と、積み重ねてきた力をメンタル面のコントロールでようやく結実させた。
台湾の有名コーチでクラブ開発者でもある、ヤオの友人のロック・ウーはゴルフフェアの出展で来日、こう語っていた。「彼女はもともとショットメーカーだし、ここ最近は本当にショットが安定していた。苦しんでいたのも見ていたので本当にうれしい」。クラブ契約フリーのヤオは友人であるウーのクラブは使わないのか?と問うと、苦笑いで頭を振る。
「彼女は、クラブを気に入ったら長く使うタイプ。しかも、キャロウェイ愛が強いから、友人だとしてもボクのクラブを簡単には使ってくれないよ。今は調子もいいし、大きなクラブ変更が彼女に必要はないのは、ボクもスイングコーチだから分かる。彼女のためを思ったら、友人としても“替えるな”ってアドバイスするよ(笑)」(ウー)
今回の“ブレない心”での優勝で、ヤオのクラブはますます盤石に。ウーのクラブがバッグに入る日がますます遠のいたとも言えるが、彼は心底喜んでいる様子だった。
【フェービー・ヤオのクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:キャロウェイ GBB EPIC (9°、LOOPバブルライト)
4W:キャロウェイ XR (16°)
2U:キャロウェイ EPIC(18°)
3、4、5U:キャロウェイ XR (19、22、25°)
6I〜PW:キャロウェイ X FORGED
A,SW:タイトリスト ボーケイフォージド(52、58°)
PT:スコッティキャメロン FUTURA 5CB
BALL:タイトリスト プロV1x
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