<スタジオアリス女子オープン 2日目◇7日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
3バーディ・1ボギーの「70」で回り、トータル1アンダーで3位タイに浮上した岡山絵里。しかし、ラウンド後は今一つ浮かない表情を浮かべていた。前半にスコアを2つ伸ばしたものの、後半のインコースでバーディを奪えなかったからだ。
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その理由はパッティングにあるという。実は、今季の岡山は部門別ランキングのパーオン率では75.9259%で3位につけているが、今季5戦で最高順位が9位タイと優勝争いに絡んでいない。その原因も、やはりパッティングだった。
「ピンそばにピタッと乗せたときにどれだけ入れるかが勝負なのに、自分の場合、半分ぐらいしか入れることができないので上位に行けないんだと思います」
カップインの確率が低いのはショートすることが多いからだ。この日も、4メートルぐらいのバーディチャンスがあと2、3個入ってくれれば流れも変わったのに、と反省していた。その理由を次のように分析する。
「気持ちの問題が大きいですね。何が何でも入れてやろうという気持ちでパットしないと…。オーバーしたらどうしようと思って打つのはよくないし、たとえオーバーしても返しのパットを決めればいいわけですからね」
昨年の秋には、ツアー屈指のパット巧者・鈴木愛から同じようなことを指摘されていた。
「一緒に回った試合で、(パットを強く)打ててなかったよと言われたんです。その際、アドレスでボールの位置を少し左に寄せたほうがいいともアドバイスしてくれました」
おかげで、昨年よりは多少強めに打てるようにはなったものの、まだまだ打ち切れていないのが現状だ。最終日最終組を鈴木とともに回る岡山。「ネバーアップ、ネバーイン」というゴルフの格言があるが、その言葉を実践し、成長した姿を鈴木に見せたい気持ちで一杯だ。(文・山西英希)
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