静岡県にある川奈ホテルゴルフコース富士コースにて20日(金)から開催される「フジサンケイレディス」の優勝候補は誰なのか。データ好きの記者Aが今週も大胆予想!
【LIVE写真】フジサンケイレディスクラシック 練習日の様子を現地から配信
■求められるのは相性の良さと前週の調子
1982年に始まった今大会は今年で37回目と歴史ある大会。コースは3度の変更があり、ファイブハンドレッドクラブ、富士桜カントリー倶楽部、富士レイクサイドカントリー倶楽部ときて、2005年から現在の川奈ホテルゴルフコース富士コースにいたる。
強い風が吹くシーサイドコースである川奈ホテルゴルフコース富士コースの一番の特徴は2018年シーズンで3試合しかない高麗グリーン。相性が問われるコースだけに、川奈になって13年で大山志保、佐伯三貴と早くも複数回優勝が2人出てる。佐伯は昨年大会でも優勝争いに絡んでおり、相性の良さは特筆すべきものがある。
過去10年のうち、初優勝を挙げた選手が6人に上るのも気になるところ。それ以外の4人はいずれも劣らぬショットメーカーたち。風が強いコースだけにアイアンの上手さも問われる。また、今年から、パー72からパー71に変更。5番ホールがツアー史上2番目の長さのパー4となった。こういったことから、最低限の飛距離は欲しいところだ。
そして先週優勝の比嘉真美子をはじめ、過去2勝の大山志保、今季2勝を挙げている鈴木愛とアン・ソンジュ(韓国)、そしてキム・ハヌル、申ジエ、イ・ボミ(いずれも韓国)といった実力者が軒並み不在。
■川奈の女王が3度目の勝利へ 初優勝を狙う選手の中ではこの5人に注目!
と言うわけで、佐伯三貴は予想から外せない。先ほど挙げた3大会以外にも08年に3位となるなどトップ3に4度入っている。ほとんどのスタッツがシードを逃すなど苦しんだ昨年よりも軒並み上がっているのは好材料。ツアー3位となる初日の強さを生かしてロケットスタートを切りたいところ。ちなみに過去10年に絞ったので外れたが、その佐伯も今大会で初優勝を挙げた1人である。
今大会で初優勝を挙げた6人の共通点は2つ。前回の大会で予選を突破し、40位以下に入っていたこと。そして、その大会以外でトップ10に入っていたこと。該当するのは権藤可恋、岡山絵里、ユン・チェヨン(韓国)、そして小祝さくら、三浦桃香のルーキーの2人。
【歴代優勝者】
2017年度:吉田弓美子
2016年度:大山志保
2015年度:藤田光里
2014年度:フェービー・ヤオ
2013年度:佐伯三貴
2012年度:大江香織
2011年度:金田久美子
2010年度:服部真夕
2009年度:タミー・ダーディン
2008年度:上原彩子
2007年度:佐伯三貴
2006年度:大山志保
2005年度:藤井かすみ
2004年度:藤井かすみ
2003年度:塩谷育代
2002年度:具玉姫
2001年度:島袋美幸
2000年度:平瀬真由美
1999年度:米山みどり
1998年度:石原端子
1997年度:高村亜紀
1996年度:岡本綾子
1995年度:安井純子
1994年度:コウ・ゲッキン
1993年度:S.スメイル
1992年度:岡本綾子
1991年度:寺沢範美
1990年度:平瀬真由美
1989年度:中島エリカ
1988年度:安井純子
1987年度:S.ラリック
1986年度:日蔭温子
1985年度:ト阿玉
1984年度:高村博美
1983年度:大迫たつ子
1982年度:小林洋子
<ゴルフ情報ALBA.Net>