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「腰が砕けたら終わる」力んで力んで腰をかばい、久保谷健一はギリギリの状態でも首位と2打差

<パナソニックオープン 初日◇19日◇茨木カンツリー倶楽部・西コース(7,343ヤード・パー71)>
「一瞬でも気を抜いて、腰が砕けたら終わります」と、不安のなかでのラウンドを終えた前年覇者の久保谷健一。前週、再発した持病の腰痛が悪化するなか、初日は驚きの6バーディ・1ボギー。首位と2打差の5アンダー・4位タイで苦難の1日を終えた。
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見ているだけでもつらい。ティアップは腰を曲げずに屈伸状態。カップからボールを拾う姿は痛々しい。スイングだってスリークォーターでボディーターンなどもってのほか。それでも、「緩まないように力を入れっぱなし。超リキミスイングですよ」と、体全体をこわばらせての応急ゴルフに、気持ちも張り詰めているからなのか…。前年覇者の責任を果たすゴルフは見事というところか。
昨年大会では、2012年の「日本オープン」以来の優勝を遂げたベテランも、今では仲のいい選手が続々とツアーから離れており、さみしさが募る。そんななかでも「粘りのゴルフをしたい」と前日に語っていたとおり、まずは初日に踏ん張りを見せた。「やれることをやるだけ。無理をしたくても無理もできないし」と、長年つきあってきた腰痛との付き合い方は熟知している。
好発進を決めても、連覇などは頭にない。「でも、今日はでかいよ。貯金がこれだけあるから。予選落ちしないようにね」と、まずはホッとひと安心。「ボクはこれと付き合っていかないといけないから」。上位争いとはまた別の戦いに挑んでいる46歳の大ベテラン。これ以上ひどい状態にならないことを願うばかりだが…。(文・高桑均)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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